暁 〜小説投稿サイト〜
ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
Prologue
導かれし者
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ポケモンバトルをしたい人が自分のフレンドコード、時間などを指定して対戦を予約したり、大会を作ったりするような部屋。
  最後に管理主に連絡や問い合わせを行うプクリン部屋。間違って投稿してしまったスレッド、消せなくなってしまったスレッドを消して欲しいが殆どのコメントだった。
 ちなみに私はと言うと、つい最近この掲示板を知って、ここでは《アーシア》っと言うペンネームでこのサイトを出入りし、交流していた。いろいろな人と同じ事で語り、楽しみ、たまには面白い話とか、色々なことを聞きくことが出来た。そして今回もピカチュウ部屋に入って何はなそうかなっと思ってみたのだが、すぐにとあるスレッドに目が止まった。それは トピック一覧の一番上のスレッドに助けてください とタイトルが付けられたそのスレッドがあった事。まさかっと不意に思って、他の部屋の全てのページを回ると同じスレッドが立っていた。どれを開いてみても本文にはURLが一行だけ書かれているだけだった。
 プクリン部屋にもこれを削除依頼が多発しているのだが、何故か消せないと頭を抱えているようだった。しかもやっかいなことに、その時間より遅い投稿のものがあっても、絶対に謎のスレットが一番上から動かないのである。
「これって・・・荒らし?」
 ネット上には、掲示板に不愉快な書き込みや意味不明な書き込みなどを繰り返し行う人たちがいて、そういう人たちを 荒らし と呼ぶ事を私は知っていた。でも・・・荒らしにしては手が巧妙すぎる。だってこのサイトを作った管理人ですら消すことが出来ないのだから。だから私は自然とその不思議なアドレスの上にカーソルを添えていた。このまま右手の人差指に力が入ればクリックされ、そのアドレス先に飛ばされることであろう。何かあってもすぐに戻ってくればいい、そう思ってマウスの左ボタンを押す。


カチッ


というマウスの音が部屋に響いた。だが次の瞬間、ありえないことが起きたのだ。身体が急に軽くなった感覚と、急激な加速感がし、目の前が急に暗くなり私の意識が遠くなったのだから・・・・・・。



 意識が少し戻ったのだが、身体に妙な浮遊感を覚え、今少し鮮明になった私の意識はまた確実に深い闇の中へに沈んでいく・・・・・・。
「あなたをポケモンだけの世界へと導きます・・・・・・」
 薄れゆく意識の中、頭の中に直接響くような不思議な声が聞こえた・・・・・・私は周りを見るが真っ暗でなんも見えない・・・・・・。
「ドリーム メイカーズを・・・彼らの暴走を・・・・・・」
 その不思議な声は、薄れゆく意識の中でもなぜかはっきりと聞こえる・・・・・・。
「あなた達が止めてください・・・現実世界に影響が出る前に・・・・・・」
 徐々に不思議な声も小さくなっていく中で、最後に聞こえてきたのは悲痛の叫びの
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