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戦国異伝
第百二十六話 溝その一
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そこは都の護りにもなる」
 こうした意味もあって築くというのだ。
「だからこそじゃ。よいな」
「さすれば」
 石田は信長の言葉に頷いた、だが信長が考えていることはそれだけではなかった。彼はこうも言ったのである。
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