第四章 空白期編
第百十五話 『シホのミッドチルダでの暮らし』
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いった。
しばらくは少し家の中が寂しいと感じてしまうことだろう。
◆◇―――――――――◇◆
…しみじみとその時のことを思い出していた。
「二人の成長が今から楽しみね。はやての部隊でみっちり鍛えるつもりだし」
「そうですね」
「奏者のことは余が守るからな?」
「うん。二人共頼りにしているわね」
「はい」
「うむ」
ピンポーン♪
と、そこにインターフォンが鳴る音がして外に出てみると、そこにはすずかとライダー、フィアの三人がやってきていた。
「あ、お姉様。こんばんわです」
「こんばんは、シホちゃん」
「こんばんは、シホ」
「ええ。でも三人共こんな時間にどうしたの…?」
「うん。アルトリアさんとネロさんを交えた六人で女子会を開いて色々と話し合おうかなと思って…」
「はいです」
「将来、ね…。いいわよ。今はランとレンも家にいないことだしね」
………………
……………
…………
それから六人で色々と話をしていった。
途中で私が料理を作ったりしてみんなでつまんだり。
特にアルトリアが黙々と食べていたわね。それを見てライダーがなにやら含みのある笑みを浮かべていたり。
それはともかくとして女性になってから体重とかも気にするようになった身としては太らないのは羨ましいのである。
「…シホ? どうしたのですか? そんなにじっと見られては恥ずかしいですよ」
「いえ、いくら食べても太らないアルトリアとネロ、ライダーが羨ましいなって思ってね」
「あ、それは私も思いますよ、お姉様」
「うんうん、特にライダーはすごいプロポーションだもんね」
「…スズカ、恥ずかしいですから。それに私はそんな綺麗では―――…」
ライダーの言葉は最後まで紡がれなかった。
なぜかというとすずかがこわい笑みを浮かべていたからだ。
「ライダー? なんでいつもいつも自分を卑下しちゃうのかなー?」
「い、いえ…す、すみません、スズカ。もうこれは癖みたいなものでして」
「相変わらずですね、ライダーは」
「黙りなさい、アルトリア。ベルレフォーンを喰らいたいですか…?」
「エクスカリバーで返り討ちにしますよ?」
アルトリアとライダーがお馴染みの仲の悪さで喧嘩腰である。
「ははは、相変わらずの仲の悪さよの。アルトリアにライダーは」
ネロは二人の争いを肴にお酒を飲んでいるしね。
「ふむ、ここは余の歌で場を盛り上げようとするか」
「ッ!?」
ネロがそんな事を言い出して思わず私は顔を引きつらせた。
アルトリアも聞き捨てならない内容だけに私と同じような表情になっている。
他のメンツはまだ知らないらしくなんのこと?という表情になっている。
今回は洗礼としてみんなにも味わ
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