第四章 空白期編
第百十五話 『シホのミッドチルダでの暮らし』
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
陸士研修生からスタートと言う事になるのね?」
「そうなりますね」
「うん…」
そうね…。それじゃ早速下準備を始めましょうか。
それで私は隣のすずかの家に向かう。
扉をノックするとすぐにすずかが家から出てきた。
「あ、シホちゃん。いらっしゃい」
「ええ、すずか。それでちょっと頼みたいことがあるんだけどいい…?」
「うん。シホちゃんの頼みならなんでも聞くよ!」
「そう、よかったわ。それじゃ少し私の家に来てもらっていい?
ランとレンを訓練校に入れるためにすずか謹製のオリジナル魔術式搭載のデバイスを作ってもらいたいのよ。
それでどんなデバイスがいいか希望を聞いてもらいたいの。任せていい?」
「うん、任せて。それじゃどんなデバイスかさっそく意見を聞いたら製作してみるから二人の意見を聞くよ」
それですずかに私の家に来てもらいさっそくすずかが二人にどんなデバイスがいいか意見を聞く。
「それでまずランちゃんはどんなデバイスがいいの…?」
「やっぱり私はベルカ式で剣型のデバイスがいいです。
アルトリアさんとネロさんに剣術を習っていますからそれを十全に発揮できる形態があったらいいですね。
それに魔術も行使できて、後は私とレンの魔力変換資質【氷結】も斬撃として放てたら嬉しいです」
「うんうん…それじゃシグナムさんのレヴァンティンタイプの剣型デバイスがいいかな?」
「はい、構いません」
「うん…それじゃ名前はなにがいいかな?」
「ええっと…“バルムンク”でお願いします」
バルムンク、ね。
どこから持ってきたのかしら?
有名どころだとジークフリートの剣だけど。
それで試しになんでか聞いてみると、
「それはですね…前にシホさんが地球の神話などの本を見せてくれた時にこの名前はかっこいいと思いまして。それに同じ剣型ですし」
「そっか。それじゃすずか。ランのデバイスはバルムンクで登録お願いね?」
「うん、わかったよシホちゃん。それじゃ次はレン君かな? どんなデバイスがいいの?」
「は、はい…。えっと、僕は盾型がいいです」
「盾型ね…。それだとやっぱりアームドタイプになるのかなぁ…ほかにはなにか希望はある?」
「はい。本来の使用はやっぱり盾でいいんですけどラン姉さんと同じで斬撃が展開できたらいいかなと考えています」
「盾に斬撃………それじゃ魔力の刃を展開できるように作ってみようかな。面白そうなものが作れそうだよ。でも、なんで盾なの…?」
「はい…。僕の性格は知っていると思いますが自分でも分かるようにどうにも消極的です。
だからあまり前に出れないかもしれません。それなら中衛でどこにでもすぐに回れて攻撃と防御を同時にできたらいいかなと思ったんです」
「そっか…。うん、わかったよ、レン君。そんな感じで作って
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ