魔法先生ネギま!
0262話
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歳というのは本当ですの?」
「ああ。……タカミチから聞いて無いのか?」
「いや、それは朝に職員室に行った時に俺が聞いた話だ。その2人は聞いていない。それで影の魔法というのは具体的にどういう事が可能なんだ?」
俺の言葉に難しい顔をするエヴァ。その表情はどこか詰まらなさそうに感じる。
「残念ながら私が使える影の魔法となると、影を使った転移魔法くらいしかないな。影に関してはあまり適性が無かったらしくてな」
「いや、転移魔法を使えるだけで凄いと思うが」
俺達が必死にシステムXNを開発してきたというのに、魔法使いは個人で簡単に転移できるのか。しかも今の言いようだと影以外を使った転移魔法というのもありそうだ。
だが、エヴァの言ってる通りに影の魔法が難易度の高い魔法だというのならまず最優先にすべきは炎の魔法か。召喚術は対象を力で屈服させてから契約を結ぶ方法しかエヴァは知らないらしいし。
……そう考えると炎が初級、影が中級、召喚術が上級、みたいな認識でいいんだろうか?
「ちなみに操影術に関しては私は殆ど使えないが、魔法生徒に使い手がいた筈だ。機会があったら見る事もあるかもな。……もっとも、この学園の魔法使いだけに相当独善的な面もあると思うが」
「ちなみにそいつはどういう風に影を使うんだ?」
「基本的には影を物質化して使い魔のように使役するタイプだったな。他にも私が知ってるのだと影を槍のようにして……そうだな、お前のスライムの扱いに近いものがある」
なるほど、使いこなせればかなり便利そうだな。転移魔法もあるというし。
こうして面倒臭そうにしながらも、何だかんだで世話好きなエヴァの魔法講座は内部で1日が経つまで続く事になった。
……ちなみに、さすがにあやかと千鶴が1日で魔法を使えるようになるというのは無理があったようで、火や風をピクリとも起こせなかった。だが、それが2人の負けん気に火を付けたのか、以降より熱心に魔法の練習に励んでその実力をかなりの速度で成長させていく事になる。
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