魔法先生ネギま!
0262話
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った魔法書を取り出す。
「ほら。これが魔法の初心者教本だ」
取り出した魔法書をあやかへと渡す。
「ありがとうございます。何かあった時にはアクセル君をいつでも守れるようにこの本で勉強しますわ」
「私はどちらかと言えば回復魔法に興味があるかしら。ボランティアで子供達の面倒を見る機会も多いし」
「ふん。魔法を覚えるのはいいが秘匿に関して忘れるなよ。お前達が記憶消去を免れたのは、あくまでも特例なんだからな。そう何度も使える訳じゃない」
千鶴の言葉に、ボソリとだが忠告をするエヴァ。その言葉に軽く眉を顰めて聞き返す。
「つまり、私達が魔法に関して知られてしまった場合はその相手は記憶を書き換えられると?」
「そうなるな。……まあ、魔法に関わるとなると自然と裏の世界にも関わる事になる。そういった出来事に巻き込まれないというのであれば、記憶消去はそう悪い選択肢では無いと思うがな。……あぁ、それと、この別荘には魔力が満ちているからもしかしたらお前達のような初心者でも意外と簡単に魔法を使えるかもしれないぞ」
「そうなんですの?」
「ああ。この別荘は魔法で動いているから、当然中にも魔力が多く存在している。……っと、この別荘に入ったからには1日経つまで出られないというのを言い忘れていたな」
ポロリ、と漏らされたその言葉に思わず固まるあやかと千鶴。
「な、ななななな……なんですって!? 明日も授業があるのですよ!」
「夏美ちゃん、食事の準備大丈夫かしら?」
「お、おおおおおお落ち着けこの馬鹿者!」
ガクガクと揺らされていたエヴァが空中に浮かび上がり、再度ハリセンをあやかの頭に叩き付ける。
「言っただろう、これは魔法の道具だと。この世界での1日は、外の世界では1時間に過ぎないから安心しろ。ここで1日過ごして外に出ても、外ではまだ夕方だ」
「……時間の流れをコントロール出来るのか?」
その言葉に思わず聞き返す。
俺の知っている時間に関係する技術と言えば、エクサランスの時流エンジンくらいしかない。……いや、アギュイエウスやリュケイオスも時間に関係すると言えばするのか?
「まぁ、この別荘内という限定空間のみだがな。時間移動なんて真似は魔法でも実現は不可能だと言われている」
「ふぅ。全く、余り驚かせないでくれますかしら」
「お前が勝手に勘違いしただけだろうに」
「御主人ヲアアモ振リ回ス奴ト言ウノモ珍シイガナ」
「あら? このお人形さんは?」
ようやくチャチャゼロの存在に気が付いたのか、あやかが不思議そうな目を向ける。
「ほら、あやか。確か模擬戦でアクセル君のスライムに吹き飛ばされた……」
「あぁ! そう言えば確かにそんな場面がありましたわね。エヴァンジェリンさんの暴虐的な行為で
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