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ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
第4話 はぐれ悪魔の討伐とジオの力
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・・・。

 そして、暗闇の中から上半身裸の女が現れた。しかし、体は宙に浮いている。

ずんっ。

 重い足音を響かせ、現れたのは上半身は裸の女で下半身は化け物の異形の化け物。
 体長四メートルはある体躯、両手に槍っぽいのを持ち、爪も鋭い。尾は蛇だが、よく見ると独立して動いている。

「主のもとを逃げ、己の欲求を満たすためだけに暴れまわるのは万死に値するわ。グレモリー公爵の名において、あなたを消し飛ばしてあげるわ!」

「こざかしぃぃぃ!小娘ごときがぁぁ!その紅の髪のように、おまえの身を鮮血で染め上げてやるわぁぁぁぁぁ!」

 バイザーが突っ込んできた。

「雑魚ほど洒落のきいたセリフを吐くものね。裕斗!」

「はい!」

 返事と共に隣にいた祐斗は駈け出した。

「イッセー、ジオ。さっきの話の続きをするわ」

 後ろでリアスが説明をしだした。

「裕斗の役割は騎士(ナイト)、特性はスピード。騎士となったものは速度が増すの」

 リアスが説明する中、祐斗はさらに速度を増して化け物を撹乱し始めた。化け物は槍を振るうが祐斗に掠りもしない。

「!速え〜〜」

 祐斗は足を一旦止めるといつの間にか両手には西洋剣が握られていた。
 
「そして、裕斗の最大の武器は捉えきれないスピードと、達人級の剣さばきから繰り出される高速の剣撃」

スッ。

 再び祐斗が加速し化け物の両腕を切り裂いた。

ズパン!

「ぎゃぁぁぁぁああああっ!!」

 敵の悲鳴が木霊し、両腕から鮮血が飛び散る。

「これが裕斗の力。目では捉えきれない速さと、達人級の剣さばき。ふたつが合わさることで、あの子は最速の騎士となれるの」

 悲鳴を上げるバケモノの足元でいつの間にか小猫が立っていた。

「次は小猫。あの子は戦車(ルーク)。戦車の特性は―――――」

「小虫めぇぇぇぇぇっっ!!」

ズズンッ!

 バイザーが巨大な足で小猫を踏み潰す。が、完全に踏み潰していない。

戦車(ルーク)の特性はシンプル。バカげた力。屈強なまでの防御力。無駄よ。あんな悪魔の踏みつけぐらいでは小猫は潰せないわ」

グンッ!

 小猫は完全にバケモノの体を見ち上げ退かした。

「・・・ぶっ飛べ」

ズドンッ!

 バイザーのどてっぱらに拳を打ちこみ、壁に激突した。

(すげ〜怪力、こんど腕相撲でもしてみるか)

「最後に朱乃ね」

「はい、部長。うふふふ、どうしようかしら」


「朱乃は女王(クイーン)。私の次に強い最強の者。兵士(ポーン)騎手(ナイト)僧侶(ビショップ)戦車(ルーク)、すべての力を兼ね備えた無敵の副部長よ」

「ぐぅぅぅぅ・・・・」

 朱
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