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ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
第4話 はぐれ悪魔の討伐とジオの力
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わけで俺だけ今だ人間なのだ。
「あらあら、お説教はすみましたか?」
朱乃先輩が入ってきた。
「朱乃、どうかしたの?」
「討伐の依頼が大公から届きました。」
はぐれ悪魔とは・・・爵位持ちの悪魔に下僕としてもらった者が主を裏切り単独行動するいわば野良犬。
はぐれ悪魔は見つけ次第消滅するのが悪魔のルールだそうだ。
これは、他の勢力でも危険視されていて、天使や堕天使側もはぐれ悪魔がいたらみつけしだい殺すよう命じられてるらしい。
部員一同でとある廃墟にきた。討伐する対象は毎晩ここで人を誘き寄せて人を食べるはぐれ悪魔だ。
「これは・・・」
「・・・血の臭い」
鼻の良い俺と子猫はすぐに臭いに気付いた。子猫は血の臭いで嫌そうな顔をした。
廃墟内に入り悪魔を探し出した。
「イッセー、ジオ、いい機会だから悪魔の戦いをしっかり見ておきなさい。ついでに下僕の特性を説明してあげるわ。」
「「特性?」」
「悪魔、堕天使、天使の三つ巴の関係は前に説明したわね。長い戦いの中でどの勢力も疲弊しやがて戦争は勝者がでないまま終結したの。悪魔も多くの純潔を失い多くの軍団を率いていた爵位を持った大悪魔も部下の大半を失ってしまったの。そこで始まったのが少数精鋭の制度。それが
悪魔の駒
(
イーヴィル・ピース
)
」
「
悪魔の駒
(
イーヴィル・ピース
)
それって悪魔に転生できる駒ですよね」
ジオはリアスに聞いた。
「ええそうよ、ボードゲームのチェスは知っているわね。チェスの駒には
王
(
キング
)
、
女王
(
クイーン
)
、
騎士
(
ナイト
)
、
戦車
(
ルーク
)
、
僧侶
(
ビショップ
)
、
兵士
(
ポーン
)
と六つ駒がありそれぞれ特性が異なるの。これと同じように下僕悪魔にそれぞれ特性を授ける事で少数でもより強大な力を発揮できるようにしたの」
リアスは説明しながらドアを開けて、はぐれ悪魔を探す。
「今では
悪魔の駒
(
イーヴィル・ピース
)
を使ってその強さを競うレーティングゲームが爵位持ちの間で流行しているわ」
「レーティングゲーム?」
「簡単に言えば下僕を駒にして実際に戦う大掛かりのチェスね。でもこれが地位や爵位に影響される程になっているの。いずれ私達もでることになるから」
リアスは目の前の部屋に立ち止まった。その部屋からは濃い血と腐臭の臭いがした。
リアスは扉を開け中に入った。俺達もそれに続く。
「不味そうな臭いがするぞ?でも美味そうな臭いもするぞ?甘いのかな?苦いのかな?」
暗闇の中声が聞こえた。
「はぐれ悪魔バイザー。あなたを消滅しにきたわ」
リアスが一切臆さず、声高らかに宣言すると。
ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ・・・
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