大狩流派祭 番外編
一回戦第七試合青葉女子学園vs上越高等学校
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青葉女子学園。
ここは大洗女子学園と同様に廃校の危機にあった学校の1つである。
ここも戦車道で優勝をすると言うことで県の教育委員会に言っていたが、全国大会は国立白河女子高等学校に負けて廃校がほぼ決定していた。
しかし大狩流正当後継者である大狩深雪の提案で大狩流傘下となることで資金を援助。
これで県の教育委員会に申請。
学園継続の許可がおりた。
そして今は戦車道に力を入れ直し、練習に励んでいる。
大狩流派祭。
大狩流傘下の学校が主に参加しているが一般参加として他流派の学校も参加している。
日本の戦車道大会の三大大会のひとつとも呼ばれている。
その大会を制したのは大洗女子学園だったが、初出場にして決勝進出を果たした学校があった。
これはその学校の物語である。
やっぱり強豪校は違うよね。
やらなくても分かるよ。
私たちよりも闘志が燃えている。
「伊達隊長。」
「うん?」
私が後を振り替えるとそこには副隊長を務めることになった星見さんがいた。
星見さんは冷静な判断を刷るけれども誰にも聞いてもらえない。
その原因は威厳が無いから。
「どうしたの。まさか全国大会みたいに乗りたくないとか言わないでよ。」
「いえ。そうではないです。」
どうやら星見さんは言いにくいみたいだ。
でもいってもらえないと分からないので。
「用がないなら行くけどいい?」
と意地悪をしてみた。
「待ってください。」
「なに?」
「その。私たちが囮になります。その方が容易に戦闘に入れると思います。」
囮かー。
あんまりやりたくは無いんだよね。
だってさ、そうすると一両を捨てるよなものだし。
「大丈夫です。絶対にやられはしませんから。」
あれ?
何時もよりやる気があるな。
そんなに試合が楽しみなのかな?
と言うかどんどん私に似てきてるよ。
そのうち戦闘狂になるんじゃないかな。
でも頼れそうだし。
星見さんに賭けてみますか。
「分かりました。でも無茶はしないでね。私たちにとっては一両失うことはかなりキツいから。」
「分かっています。」
相手は新雪流は一対一好む流派である。
そして操縦がうまい流派でもある。
雪国で鍛えた操縦テクニックはどこよりも強い。
その二点を気を付ければ勝てるはず。
だから囮をやるっていっていたけど無茶はしないでほしい。
一対一では勝てないから。
今回の私たちは纏まって行動して行く。
それが一番の最善策だから。
一方、上越高等学校では。
「隊長。今日の作戦はどうしますか?」
「そうだな。一回戦だし調整のつもりでいこっか。どうせ試合にはならないんだし。」
戦車道を始めたばっかりの学校に負けてたまりますか。
私たちは名門と呼ばれる学校なのよ。
一回戦で本気を
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