魔法先生ネギま!
0261話
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ジェリンさん!? 貴方には言いたい事が山程あります! 一体何のつもりでアクセル君にあんな危険な魔法を使ったのですか! あの吹雪や氷の塊を頭上から降らせるなんて真似、下手をしたらアクセル君が死んでしまうでしょう!」
頭頂部への突っ込みで再起動したあやかは、エヴァへと向かってがーっと喚き立てる。だが、エヴァはそれを鼻で笑って無視して茶々丸へと視線を向ける。
「茶々丸、持ってきたか?」
「はい。これでよろしいでしょうか?」
茶々丸が差し出したのは、一種の腕輪のようなものだった。エヴァはそれを見て頷くと、俺の方へと視線を向ける。
「茶々丸」
「はい。アクセルさん、どうぞ」
渡された腕輪をじっくりと見る。外側から見る分には妙な紋様が描かれている普通の腕輪にしか見えないが、その内側には何やら俺の読めない文字らしき物で何かが刻み込まれていた。
渡されたその腕輪は、大人が付けるようなもので子供化した俺にはぶかぶかだ。
「安心しろ。サイズを自動的に合わせてくれる機能が付いている。それにその腕輪ならお前の馬鹿魔力で魔法を使っても壊れはしないだろう。本来は指輪型の魔法発動体をやろうかとも思ったのだが、私の持っている指輪型ではお前の魔力を処理しきれるかどうか分からなかったからな。より処理能力の高いその腕輪を選ばせて貰った。……もっとも、その腕輪は腕輪で多少の問題があるんだが」
「問題?」
「ああ。その腕輪は確かに多くの魔力を受けても初心者用の杖と違って破損しないだろう。だが、その為と言うか、そのおかげと言うか、そのせいと言うか……魔法を使う際に多少だが本来より消費が激しくなるんだ」
「ふむ、なるほど……」
まぁ、SPブーストを持っている俺にしてみれば多少消費SPが多くても特に問題は無かったりするのだが。
「どうする? 消費魔力が大きくなるというのは魔法使いにとってそれなりにダメージがでかいが」
微妙に心配そうな顔をするエヴァへと苦笑を向け、その腕輪を右腕へと装着する。
「気にするな。多少魔力の消費が大きくなった所で特に問題は無いさ。それよりも魔法という手札を使える方が重要だ」
「そ、そうかそうか。うむ、ならば私に感謝するがいい!」
空中に浮かびながら腰に手を当て、フハハハハ、とばかりに高笑いをするエヴァ。
その空中に浮かんでいるのを見て、ふと考える。空を飛ぶというのは魔法的には風とかそっち系統じゃないのか? と。
だが、エヴァのステータスにあるスキル覧には魔法(風)とは一切表示されていない。これは、もしかして……
「エヴァ、ちょっと聞きたいんだが」
「うん? 何だ? 今の私は非常に機嫌がいいからな。何でも答えてやるぞ」
……さて、ステータス表示に関してはエヴァにも秘
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