魔法先生ネギま!
0261話
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」
「……難しいな。元々私はそちら方面が得意じゃないというのもあるが、召喚魔法自体がそれなりに難易度の高い魔法だからな。私が知っているのは一つだけだ。自分の力で屈服させた対象と契約を結び、召喚するという方法だな。他にも交渉による契約なんかもあると言うが、私は詳しくは知らん。何せ私は元々人形使いだからな。手駒は基本的に人形だ」
「となると、竜なんかを召喚する為にはその魔法世界に行かないと駄目か」
俺の言葉に頷くエヴァ。
「そうなるな。一応こちらの世界でも秘境とかには竜なんかも生き残っている可能性が無いとは言わないが、かなり分の悪い賭けだろう」
「分の悪い賭け、か」
そのフレーズに、思わず口元に笑みを浮かべる。
「どうした?」
「いや、俺の知ってる奴なら『分の悪い賭けは嫌いじゃ無い』とか言ってその秘境に向かいそうなんでな」
「くくっ、随分と道楽的なギャンブラーが知り合いにいるんだな。余程負けが込んでそうな性格だな」
エヴァの言葉に首を振る。
「いや、そうでも無い。確かに普段は負けが込むが最後の最後で大きく賭けて勝つタイプだな」
「……最後の最後で勝っても、それまで負け続けているのなら総合的にはプラスマイナスゼロだろうに」
「ああ、そいつの恋人もそう言って嘆いていたよ」
エクセレンがそう言って嘆いていたのは、OG1だったか、あるいはOG2だったか。
そんな風に内心で考えていると、こちらへと近付いてくる気配を感じ取る。
「アクセル君、無事ですか!? 怪我は無いですよね! ちょっと見せて下さい」
茶々丸に連れられてきたあやかが、千鶴をその場に置き去りにしてこちらへと突っ込んでくると、そのまま俺の身体をペタペタと触って怪我がないかを確認していく。
「大丈夫だ。俺もエヴァも特に怪我らしい怪我はしていない」
そう言ってもあやかとしては自分の目で確かめるまで安心出来ないのか、俺の身体をまさぐっている。
「はぁはぁ、アクセル君の身体……こんなに小さくて可愛らしいのにまるで戦士のような身体で、あああああ!」
……と思ったら、例の如くトリップしてハイテンションになっていた。
「あらあら、あやかったら」
「あやかさんはどうしたのでしょうか?」
千鶴はいつもの如く笑みを浮かべてそんなあやかを見守り、茶々丸は小首を傾げて理解不能な状態になっていた。
「ええいっ! こんな所で発情するなぁっ!」
エヴァがどこからともなく取り出したハリセンであやかの頭頂部に思い切り突っ込みを入れる。
本来なら身長差があってエヴァがあやかの頭に突っ込みを入れるのは無理なのだが、現在のエヴァは俺の血のおかげで魔力を取り戻している為、普通に空を飛んでいる。
「エヴァン
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