魔法先生ネギま!
0261話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
掛けられた訳だ。で、その賞金目当てに襲ってきた賞金稼ぎ共の遺産と言うか、奪った品が大量にあってな。お前にやるのもその1つでしかない」
なるほど。賞金稼ぎ狩り、みたいな生活をしていたのか。
「そう言えば、さっきの戦闘でお前も身体強化魔法? とかいうのを使ったのか?」
先程のエヴァの動きを思い出し尋ねる。瞬時に移動したその速度は、俺の精神コマンドの加速に匹敵するレベルのものだった。あれが魔法使いとしての標準的な身体強化魔法だとしたら、魔法使いに対する認識を改めなければならない。
何せ俺の想像する魔法使いは後衛で魔法を撃ってる感じのイメージだからな。
「ん? あぁ、あれは瞬動という技だな。厳密には魔法では無いからある程度以上の使い手なら普通に使える技だ。……色々と欠点も多いがな」
「瞬動?」
「ああ。足に魔力や気を込めて地面を蹴り短距離を高速移動する技術だ。お前程の戦闘センスがあるのならその気になれば使いこなすのも難しくないだろう。……だが、お前にはあの無詠唱で使える身体強化魔法があるし覚えなくてもいいんじゃないか?」
確かに精神コマンドがあればいらない……か?
一瞬そう思ったが、加速の効果は速度の上昇だ。つまり、その瞬動とやらを使いながら加速を同時使用出来るんじゃないか?
まぁ、駄目で元々。同時使用出来ればラッキー程度の認識だが。
「いや、使える手札は多い方がいいからな。後で練習してみる」
「そうか? まぁ、お前がそう言うのなら別にいいが。それよりもお前のスライムとか言ったか。ちょっと見せてみろ」
「ん? ああ」
空間倉庫を展開し、スライムの触手をエヴァの方へと伸ばしていく。
「触っても構わないか?」
「消化・吸収能力は俺の意志で発動するからな。この状態では特に危険は無い」
俺の言葉を聞き、エヴァがスライムへと触れる。
最初は指で突き、やがて手の平でペタペタと。
「ほう、私の知っているスライムとは触感が随分と違うな」
「やっぱりスライムとかいるのか?」
魔法使いがいる世界だ。スライムがいてもそうおかしくは無い。
「ああ。とは言っても、こっちの世界では無く向こうの世界だがな」
「向こうの世界?」
「そうだ。……ん? 言ってなかったか。魔法世界という、私達が今いるこの世界と対になっている一種の異世界だな。そこはいわゆるファンタジー風な世界だと思って貰えばいい。当然ドラゴンやスライムといった存在もいる」
それは興味深いな。ドラゴンを捕獲してホワイトスターのキブツにある牧場で飼育とか出来たら面白い事に……いや、ちょっと待てよ? 俺のスキルには召喚魔法があるんだからもしかしてドラゴンを召喚出来たりするんだろうか。
「エヴァ、召喚魔法はどう使う?
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ