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混沌の魔術師と天空の巫女
第6章 無限時計編
雷光
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「「・・・・・・。」」

俺とラクサスさんは今、睨み合うだけだった。ラクサスさんは雷をさらに纏った。

「(最初はこっちにするか・・・。)」

俺は、光と闇、どちらからで戦うかを考えた。そして決めた。

「(いきますよ!!)」

俺はラクサスさんに接近しようと正面から走って行った。

「(光・・・じゃねえなぁ!闇か!!!)」

ラクサスはコージの速さを見て、心の中でそう決めた。
もし光なら、もっと速く移動でき、攻撃してくると考えたからだ。

「(なら、受けてたつぜ!!)」

ラクサスは攻撃をする。

「(来る!!)」

俺はラクサスさんが攻撃をするのがわかった。それでも俺は攻撃を止めようとしなかった。
そのまま右手で殴りかかった。






バン!!








「ぐっ・・・!!」

「ちぃ・・・!」

ラクサスさんの攻撃は俺に命中しなかった。
左手でギリギリ手首を押えて、攻撃を止める事に成功した。

「コージの奴、ラクサスの攻撃を止めやがった!!」

「でもコージも攻撃が届いてねえなぁ・・・。」

マカオさんは驚き、ワカバさんは状況を見て、そう言った。
そう、右手の方はやはり腕のリーチがなかったせいで届かなかった。でも・・・!

「・・・フ。」

「?・・・!!!!」

だが、そうなるとはちゃんと思っていましたよ!!
俺の右手の方には、手を開き、指を上に向けて、
全部の指に小さいブラッディクロスを作っていた!!

「ブラッディクロス!!!」

俺はその言葉と同時にブラッディクロスをラクサスさんに向けて、投げる様に手を振った。

「っ!!」

ラクサスさんは雷の如くの速さで、かわそうとした。しかし・・・


ズバババッ!!


「ぐぁっ!!」

だが全部はかわせてなかったようだ。2つほど、肩と腹部に当たった様だ。
でも勝負ですから、手加減はしません・・・!

「ダークフォース!」

俺はダークフォースを唱えた。ブラッディクロスは連鎖爆発を起こした。


バババババババン!!!


「ぐおおっ!!」

「ラクサス!!!」

ラクサスさんがダークフォースを受けて、フリードさんがラクサスさんの名前を言う。

「く・・・ふふ・・・。」

「?」

「やっぱ勝負はこうじゃないとなぁ・・・!!」

ラクサスさんはどうやらこの勝負に喜んでいる様だ。

「コージの奴・・・強ぇ・・・!!」

「ラクサス!!負けないでー!!」

ビックスローさんとエバーグリーンさんがそう言う。

「勝負は・・・ここからだ!!」

「!!」

ラクサスさんが接近して来る!
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