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RPG WORLD ―ろーぷれ・わーるど― 〜復讐の少年〜
序章
僕の非日常
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行く。
すると、装備していたものも、持っていたものも全てなくなっていた。
あったのは、現在装備中の『シャツ』と『学生服(上)』、学生服(下)』と『靴』だった。
ゴールドは0。
ま、もとからゴールドは0に近かったからいいけどさ。
スキルはどうだろう。
そう思ったため、とりあえず一つのスキルを発動させる。
「...『雷蹴』」
と、両足が雷を帯びる。どうやら正常に発動するようだ。
心の中で解除を命じる。途端に雷が消える。
ついでにどんなスキルかしれたからよかった。
「おい、蒼空、着いたぞ」
「あ、うん」
視線を移すと、そこには小屋があった。
妙にナイトメアマウンテンの頂上にあったあのおじいさんの小屋に似ていたが。
と、そこには、ソラ、と書かれた宝箱があった。
間違いなく、僕のアバターネームと一緒だ。
「お前あてだよ」
大地に言われる。
「わかった」
そう短く言い、箱を開けた。
そこには...
『光足剣・イザナギ を手に入れました』
『光足剣・イザナミ を手に入れました』
『双刀・天叢雲 を手に入れました』
僕の使っていた武器たちが入っていた。
「おぉぉぉぉおお!」
驚いて声を上げる僕。
早速装備する。
...そういえば、
「大地と波音のは?」
「俺たちのはもう入手済みだ」
そう言いながら武器をとりだす大地と波音。
なら安心だ。
「じゃあ、どこ行く?」
「ん〜確か、ここメルダの町の近くだよな」
「確か...ね」
「じゃあ、ひとまずメルダに向かおうぜ」
「「わかった」」
ちなみに順番は僕、大地、波音、大地、僕&波音。
とりあえず行くところは決まったし、後は情報集めだよなぁ...。
どうやったら戻れるかわからないし。
とりあえず、二人と合流できたし、それだけはラッキーだ。
そう思いながら僕は歩きだした。
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