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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第十四幕 「学園最強の変人達のキョウダイ」
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さん?何だかどっかのヤンデレ妹みたいな顔になってるよ?」
「心配ないさ嗚呼心配ないとも生徒会の力を利用すればあいつらをシャットアウトできる。朝ごはんもゆっくり食べられるぞはははははは」
「そ、それは有り難いけど・・・何か余計なことしようとしてない!?」
「余計な事?俺のやることに余計なことなど無い。全て必要だからやっていることだよ。ユウは変なことを言うなぁ」
「この状況で変なのは確実に兄さんの頭じゃないかな!?お願いだから騒ぎは・・・」
「何言ってるんだ、俺は生徒会長と“平和的な話し合い”に行くだけだぞ〜?」
「いやそれボク的には十分騒ぎの範疇だから!その含みのある言い方からして
絶対何かやらかす気だよね!?止めてってば、ねぇ!」
「だが断る。いくらお前の頼みと言えど、これはやっておかねばならんのだ!!」
「ち、ちょっとでも見直したと思った僕が馬鹿だった・・・兄さんの・・・分からず屋ぁぁ〜〜〜!!」
と言った感じのやり取りがあり、ユウの中で急上昇していた兄の株は急暴落。
今現在地面を突き抜けマイナス値である。
で、何故簪に愚痴っているのかというと、これはユウの悪い癖だ。
兄を止められなかったりストレスが限界に達すると、ユウは誰であろうと目に入った人を捕まえ延々と愚痴を聞かせるという面倒くさい人になってしまうのだ。その態度はさながら絡み上戸の酔っ払い。今回は偶然気の合う人だったが、昔には(本人はそれと知らず)千冬を捕まえて20分ほど延々愚痴を聞かせるという愚行をやってのけたこともある。
・・・ちなみに千冬はジョウに関する愚痴の一部が自分にも当てはまることに気付き、壁に手をついてしばらく落ち込んでいた所を一夏に発見されたとか。
「いやぁ・・・仲間っているんだね。僕、何だか安心しちゃったよ」
「私も、同じ悩みを持った人と会うのは初めて」
話によると、簪の姉も優秀なのに妙な所で手を貸したがるようだ。
本人に一切悪気がないために余計性質が悪い。
ただ、少し違うのは・・・
「でも、それでもお兄さんとは仲がいいんだよね・・・?」
「・・・時々すごく鬱陶しいけど、嫌いじゃないよ。キミは違うの?」
「私は・・・分からない」
今までは、正直好きではなかった。
昔から何もかも自分より優れた姉と比べられ続け、たくさん嫌な思いをしてきた。元々あまり構ってはくれなかったし、人に弱みを見せたりするのが元々嫌いだった簪は自分から姉と接しようとして来なかった。今までの自分なら、嫌いと答えただろう。
でも結章に捕まって話を聞かされるうちに、簪は彼の兄と自分の姉に沢山の似通った行動があることに気付いた。そして、自分も少なからず結章と同じ感想を抱いたことがあることにも気づいてしまった。
最初は無理やり聞かされてい
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