暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜インフィニット・ストラトス〜更識の守護神
15話〜襲撃倉持研……そして、現れる侵略者〜後編
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その後、俺は違法データを全てUSBメモリーにコピーしてスニーキングスーツから元のIS学園の制服に変え神無さんの所に向かった。

「あ、刹那くん」

指定された第一会議室に着き中を開けると神無さんと第一部隊副隊長であり楯無と簪の家庭教師であった河口透さんがいた。

「失礼します」

「構わん、それより久しぶりだな刹那」

「ええ、お久しぶりです。透さん」

「それで、データは…」

「あ、はいこれ」

俺は透さんにデータを渡し神無さんに

「それで、倉持源蔵は今何処に?」

アイツには聞かねーといけない事が有る。

「彼なら楯無と簪並びに第二部隊が縛って見張っているよ」

楯無も?

「倉持源蔵に会わせて貰えますか?」

「構わないが…どうしたのだ?」

話すべきか…

【いや、まだ奴と決まった訳では無い。マスター、話すのはドクター束達に相談してからの方が良いだろう】

(そうするか)

「いえ、俺が簪に作ったマルチロックシステムのデータに何かしてないか気になって……」

「なるほど、透」

「了解、着いてこい刹那」

「はい」

俺は透さんの後を追った。





「全く、刹那くんは嘘が下手だなぁ」

さっきの表情からするとかなり深刻な事だとは思うが…

「もう少し、私に頼ってくれても良いのに」

だが、あの子…刹那は本当にあの子の父に似ている

なぁ、龍冴、雛乃…お前達の息子は逞しく成長してるぞ……




透さんに案内して来たのは小会議室

「ここに、倉持源蔵と楯無様並びに第二部隊が居る」

「案内ありがとうございます」

「構わない、命令だからな」

この人は昔から無愛想だな〜

「なら、俺は神無隊長の所に戻る」

透さんは来た道を戻っていった。

「さて、入りますか」

俺は小会議室の扉を開けた。

「邪魔するぞ」

「あ、刹那」

「…刹那?」

「貴様は!兎の飼い犬」

「「「「「黒姫様!?」」」」」

そこには、椅子に縛られた倉持源蔵とソファに座った簪を抱きしめている楯無と倉持源蔵を見張っている第二部隊の面子がいた。

「すまん、坂月さんは入るか?」

「ハッ!ここに」

第二部隊の後ろから白髪の男性が出てきた。

「すまん、倉持と二人で話がしたい」

「ですが、刹那様をお一人にするのは……」

「直ぐに終わる」

「……御意」

それだけ言うと第二部隊の隊員を全員連れて小会議室の外で待っていてくれてる。

「楯無達もすまんが出てってくれ」

「はぁ、どうせ嫌でも出すんでしょ」

「すまんな」

「……わかった」

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