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メフィストーフェレ
第三幕その一
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ません、まだ」
 こう言って身体を屈めて怯えるのだった。
「ですからどうか。お許し下さい」
「いや、違う」
 その変わり果てた彼女に戸惑いながらも言うファウストだった。
「私は君を助けに来たんだ」
「貴方は」
「マルゲリータ」
「どうか静かに」
「私にお慈悲を?」
「そうだ」
 またマルゲリータに告げた。
「だからここは」
「もう一度」
 ファウストの顔を見上げての言葉である。

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