暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
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〜Cross storys〜
episode of cross:終着
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を振った。
「いいえ、違うわ。これは始めから決められていたこと。あなたが見捨てられたのではなくて、ここであなたが消えることこそ、あのお方の意思なのよ」
「……………………………………何だァ、それァ」
呟かれた言葉が、空中に溶けるかのように消えたとき、ついにソレが爆発した。
「ふ、ふざッけんじゃねェぞ!!じゃァ、何だ!?俺は殺されるために生まれたッてわけかよォ!!!」
「
え
(
・
)
ぇ
(
・
)
、
そ
(
・
)
う
(
・
)
よ
(
・
)
」
嵐のように響き渡るその憤激と憎悪の声は、たった一つの涼やかな声によってプツリと断ち切られた。口を切り裂かれてもいない。
ただ、呑まれた。
呑まれて、そして魅せられた。
一言も、何も、言えなくなった。
呑まれたから。
魅せられたから。
何も、言えない。
「終わりね」
イヴと呼ばれていた少女は、静かに右手を上げた。何も持っていない、
無害な手を。
無害で、真っ白な手を。
静かに、ゆっくりと、上げた。
そして───
「さようなら、私以上の人形さん。どうぞ良い夢でも見てね」
鈍い音が響いて、静かになった。
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