魔法先生ネギま!
0259話
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所からその水晶球を使って見るというのは俺も賛成だ」
「……分かりました。ではアクセル君、ご武運を」
「アクセル君、怪我をしないように気をつけてね」
短くそれだけ言って、城の中へと入っていく2人と茶々丸。
「くくっ、会ってからまだ数日だというのに随分と好かれているな」
「好かれていると言うよりは、保護者的立場だと思ってるんだろう。……まぁ、この外見じゃしょうがないがな」
俺の言葉に、ふと興味深げにこちらへと視線を向けるエヴァ。
「そう言えば、きちんと聞いた事は無かったがお前の実年齢は何歳なんだ? 少なくても、その見た目通りじゃないんだろう?」
「まぁな。とは言っても20代半ばといった所だ」
「……なんだ、そんなものか。私の勘も鈍ったものだな」
どこか詰まらなさそうに溜息を吐くエヴァ。
「何歳くらいだと思っていたんだ?」
「200歳程度だな」
その言葉に溜息を吐く。アクセルに転生する前の前世を合わせても50歳に届かない。
「お前は俺を買いかぶりすぎだな。……ちなみにエヴァの年齢は?」
「ざっと600歳といった所か」
「600歳!?」
その予想外の数字に、さすがに驚く。その話が本当だとすると、目の前にいるお子様吸血鬼は大体1400年頃から生きている計算になる。
……その割には性格は子供っぽいものだが。吸血鬼になった時の年齢のままで精神年齢は固定されるのだろうか。
「さて、話はこのくらいにしておくか。戦闘地域に行くから付いて来い」
そう言って空中を移動するエヴァ。その後を俺は当然ながら歩いて行く。
空を飛んでいるエヴァを見ながら、ふと思う。もしかして念動力を使って自分をサイコキネシスで浮かせられれば俺も空を飛べるんじゃないか、と。
エヴァを見る限りでは、この世界の魔法使いは空を飛ぶのが標準性能らしいので、今度一度試してみるのもいいかもしれない。
歩き始めてから10分程経ち、俺とエヴァは城の前庭とも言える場所へ移動していた。もっとも前庭とは言っても、植物が植えられたりしている訳では無くただ広場になっているだけだが。
「確かにここなら戦闘をするのに好都合かもしれないな」
周囲には特に建造物も無いので銃器による射撃戦には向かないかもしれないが、念動力やスライム、精神コマンドを使った戦闘と考えればそれなりにやれない事も無いだろう。
「っと、戦いの前にお前の血を多少貰えるか?」
「血?」
「ああ。この中では多少魔力が戻ると言ってもたかが知れている。だから強い魔力を持った者の血で魔力を回復させる訳だ」
「……血を吸われた影響で俺が吸血鬼になったりは?」
「お前程の魔力があるのなら、まず確実に吸血鬼化を無意識に無効化出来るだろうから心配はいらな
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