後日談12 修学旅行(後編)
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リアお姉ちゃん?」
「ん?何だキャロ?」
「沖縄、楽しかった?」
そんなキャロの普通な質問。
「ああ。今度はみんなで行きたいな」
フェリアはとても良い笑顔でそう答えた………
「えへへ………」
「ねえセイン?」
「何?」
「ノーヴェが気持ち悪いっス。昨日までの暗い雰囲気は何だったんスかね?」
「まあ理由は分かるけど、おかげでご飯は散々だったし、出前はウェンディがバカ高いうな重注文したせいで殆どすっからかんになっちゃったし………散々だった………」
「そして今は………」
「聞いているのアンタたち!!」
「「すいません………」」
「えへへ………」
加藤家のリビングではフローリングの上で正座をさせられ、加奈に説教を受けている女の子が3人。
当然、ダメっ子の3人である。
「しかしノーヴェはしっかりやってくれたと思ったんだけど………」
「まあ彼女にも色々悩みがあったのでしょう」
現在桐谷がリビングに散らかっている洗濯物の片付け、エタナドがキッチンに放置になっている食器やカップ麺の容器などを片付けている。
『ますたぁ〜』
「お前はいい加減生活を変えろ。じゃないとジェイルさんの所に当分預けるぞ!!」
『それは絶対に嫌ぁ!!』
こんな状況にも関わらず相変わらずの生活をしていたレミエルに流石の桐谷も黙っておれず、当分人で居られないように、持ち歩く事にしたのだ。
『もう少しでクリア出来るのに………』
「さて、ジェイルさんに連絡を………」
『済みません、済みません!!』
「それほど嫌か………」
そんな事を思いながらノーヴェを見る。
「あんなに気に入ってくれたとはな………」
説教をされながらも未だに嬉しそうに桐谷から受け取った小さな箱を大事そうに見ているノーヴェ。
中身はシーサーの絵がプリントされたピンクのカップだ。
因みに桐谷もコーヒーにと同じ水色のカップを買っている。
「さて、さっさと片付けてノーヴェとコーヒーでも飲むか」
それに他の2人にもお土産をあげないとな………
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