後日談12 修学旅行(後編)
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どうだろう………
「でもウェンディなら喜びそうだな………」
「私もそう思う。………よし、これにするか!」
フェリアはシーサーの置物にするようだ。
「じゃあ俺は………」
とその隣の店に面白そうな物があった。
「これにしよう」
「いや、桐谷、それは流石に………」
「いや、ウェンディはこれでいい」
まあそのお土産はおいおい話そう。
「お兄ちゃん!!」
「レイ!!」
「零治!!」
長かった修学旅行を終え、家に帰ってきた俺達家のインターフォンを鳴らすと勢いよく扉が開き、3人が飛びかかって来た。
「おっと!!」
何とか倒れずに受け止める零治。
「ちゃんと良い子にしてたか?」
「はい、良い子にしてました!!」
「私も」
「まあ2日目に沖縄に飛んでこうとしたけどな………」
そう言って呆れた目で優理を見るアギト。
「私なら半日で沖縄に行ける」
「優理なら本当に出来そうだから止めてくれ………」
と優理に言っている間にキャロは他の姉達に抱きついてる。
「アギトはどうだった?」
「………まあ大分楽だったよ。優理もメガーヌさんやゼストさんには逆らえ無かったみたいだし」
「そんな事無いもん」
「まあそこは流石子の親って事だな」
「それよりお土産は?アタシサーターアンダギー食べたいぞ!!」
「私も!!」
「サーターアンダギーね………えっと………」
確か手持ちのリュックに入れた筈だったけど………
「えっとね2人共………」
そんな中おずおずと2人に話しかけるライ。
………そう言えばライに預けたっけ?
「ごめんね………飛行機でお腹が減ったから食べちゃった………」
と申し訳なさそうに言うライ。
「星、夜美………?」
「私は知りませんでした!私も疲れて帰りは寝てたんです!」
「我は気がつくのが遅くてな………気づいたときには全てが空に………」
なるほど………まあそれはともかく………
「夜美、星の寝顔は?」
「ちゃんと撮っておいた」
「後で送ってくれ」
「分かっている」
「いやー!!」
顔を真っ赤にして夜美の携帯を取ろうとする星。
「大丈夫だ、郵送で送った荷物にもサーターアンダギーはある。それまでは我慢してくれ」
「………分かったフェリア」
「食べたかったのに………」
「まあまあ………」
「本当にごめんね………」
少し不満げなフェリアと優理をなだめるキャロ。
ただ、キャロ自身も楽しみにしていたのか少し残念そうだ。
「星達もいい加減騒ぐのは止めてさっさと片付けをするぞ!」
フェリアにそう言われ、皆それぞれ片付けを始める4人。
「ねえフェ
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