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魔法少女リリカルなのはViVid〜英雄の意思を継ぎし子達
十話〜ルーテシアは容赦しない
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撃ち合う!!」」




side スバル


開始からずっとノーヴェとの戦闘を続けていたあたしにルーちゃんから念話が入る。


(追加戦力としてヴィヴィオ送ったから2人掛かりでノーヴェを落として〜) 
(了解!)


念話終了と共に近くに召還魔法の魔法陣が現れる。


「スバルさん!後方支援入ります!」
「げ!ヴィヴィオもかよ!?」


ヴィヴィオは剣士であり、格闘家であり、そして後方支援型の魔導師でもある。
早い話がオールラウンダーなのだ。
父親譲りの近距離、超遠距離。母親譲りの中、遠距離。
恐らくヴィヴィオ以上に多彩な間合いを持つ人物は居ないだろう。
後方支援をしてもらうのにこれ以上心強い味方はいない。


「今回は弓で行きますよ!!」
「オッケー!!」


今回は弓を使うらしい。
ヴィヴィオの弓を見るのも久しぶりだね!


「エクス、フォルムドライ!!」
[ボウフォーム]


新たに展開されるヴィヴィオの弓。
その見た目は青と銀の洋弓。
そこに番えられる三本の魔力矢。


「はぁっ!」


放たれた三本の矢はノーヴェの動きを制限するのが目的のようだ。
つまりあたしのやるべきことは……。


「そこっ!」
「……ッ」


ヴィヴィオが作るノーヴェの隙に的確な一撃を叩き込むこと。
ノーヴェはここで落とさせてもらうよ!!




side コロナ


「あれ……支援が止んだ?」


私が得意のゴーレム創成でリオと互角の勝負を繰り広げていると、ティアナさんから念話が来た。


(コロナ。今から収束砲対決が始まるだろうからなんとか逃げてね)
(え、ちょ、ティアナさん!?)


とりあえず、私は悟った。これ、逃げられないやつだ、と。


「リオ、生きてたら……この勝負の続きしようか」
「はい?」
「じゃあ、私隠れるから!!」
「え?ま、待ってよコロナ!!」


さて、私は生き残れるだろうか……。




side 士郎


「準備できた?」
「当然だ」
「流石私の旦那様♪」


なのはと共に収束砲を撃つのはかなり久しぶりだな。
恐らくは去年の合宿以来だろう。


「じゃあ、行くよ?」
「いつでもいいぞ」


お互いに目を見るだけでどのタイミングで動き出すのかがわかる。
そのため息はぴったりだ。


「「スターライトブレイカー、マルチレイド!!」」


向こうも同じタイミングで打ち出したらしく、繰り出した砲撃は陸戦場中央で激突することとなった。




side ティアナ


「準備は?」
「出来ました!」


ランス
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