暁 〜小説投稿サイト〜
めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第16箱 「元気出してめだかちゃん……。って痛いっ痛いよぉっ。」
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話






























それは…動物園に足を踏みいれた時の事です。



「ううぅ…… グスッ……」



誰かが泣いているんだ。

そして、程なくして……

動物園の異常に気付きました。

それは、なんと言っても……。

「あ…あれ…っ? なんでどうして?全く動物達がいない……」

そう!動物園!という名前の施設の癖に動物がまーったくいないのだ!

全く動かない≪ナマケモノ≫でさえ見当たらない……し……。

「何?これ……?ここって動物園だよね?ねぇ?まぐろさん?」

「……うん、入り口にはZOOって書いてあったし、間違いないと思うよ?」

しかし、これはまたどういうわけか……。

……まるで、大災害が起きる前の予兆のような。


「ほら、原因は≪アイツ≫だ。」


劉一に気がついたくじらさんがっこっちにきて 指をさした。

その指をさした先には…

めだかちゃんが泣いていて、それを善吉君が慰めているという状況だった。


その姿を見た劉一は驚きを隠せない。


「ッ!!ど…どうしたのっ??めだかちゃんっ!!」


劉一は、急いでその場所へ!

めだかちゃんが…涙を流すなんて……はじめてなことなんだ。

だからこし、劉一はすごく心配顔でめだかちゃんの傍にいった。

そしてめだかちゃんが気づき…こっちを振り向くと…



「りゅっ!りゅういちぃ!!!」




“バッ!!”




劉一に抱きついた……。

そして、抱きしめながら涙を流す。


「りゅういち〜!!どっ どうぶつがぁ〜!どうぶつがぁぁぁ!!」


めだかちゃんは、ポロポロ涙を流し、泣いていた…。

めだかちゃんがこんなに泣くなんて誰も見たことは無い。



「これは……どういうことだい?」

「全く動物が出てきてくれなくて泣いてるみたいだ。 さてなぁ……アイツの圧倒的な威圧感のせいってゆーか、単なる偶然か、まっ 後者はありえねーから前者だな。動物は強いモンには服従するしかねぇから。 しかし まぁ……異常だからな…… 興味深いぜ?……フフフ…」

「くじらちゃん……」



あの変態(まぐろ)引いてるほどの……表情だったのだろう…… 苦笑






その後。


「うう…… なんで……出て……きてくれない……」

めだかちゃんは泣き止みはしたんだけど、やっぱりまだショックのようだ。

「めだかちゃん……」

善吉も動物がいないことより、めだかちゃんが悲しそうな顔をしてい
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ