暁 〜小説投稿サイト〜
なのは一途のはずがどうしてこうなった?
第三十六章 機動六課出動前
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
が何とかするさと言ってやった。

「なんや! カリムにまでフラグを立てる気か!?」
「はやては、いろんな意味ですげぇよ」

一応、緊急事態なんだけどいつも通りのはやてであった。



聖王のゆりかごを手に入れたジェイル・スカリエッティ達に対して、こちらは3グループに分かれることになる。
大まかに分けると、
・地上部隊と連携して戦闘機人に相対するグループ。
・大量のガジェットに相対するグループ。
・聖王のゆりかご本体に侵入するグループだ。

「さて、今回の出動は今までで一番厳しい任務になる。俺達はお前達を助けにいけない」

だけど、

「いざと言う時に立ち向かうことが出来る力。抗えないと解った場合に逃げ切れることが出来る力。
──この両方を叩き込んだつもりだ。初出動の時も言ったけど、やばいと思ったら逃げろ。
いいか? 死ぬな、絶対に生き残って帰ってこい。これは、案外難しいことだぞ」

それじゃあ、

「全力全開で、行こうか」
「はい!」



「逃げて良いから生き残って帰ってこいだって、初めて聞いたわ」
「うん。ギン姉は知らないと思うけど、ミウラ教導官はアレが普通なんだよね」
「そうそう、私も初めて聞いた時は驚いたわよ。不敗の名将が逃げろだなんて言うとは思わないものね」
「僕は、剣の稽古で以前から少し聞いてましたから」
「私はミウラ教導官の教えは良いと思います」

キャロの言葉に全員が頷く。

「生き残れば、再戦の機会もあるし取り戻せるモノもあるしね」
「でも、全力全開で気を抜かずにいきましょ」

ティアナは気を引き締めるつもりで言った。
逃げても良いがそれは最終手段だ。
常に、退路を確保しつつ全力全開で戦って生き残る。
結構大変だと思うけど、それが出来ると信用されているのだろう。

「この任務終わったらミウラ教導官に本格的にアタックしようかしら……」
「え?」

重なった声は、全員だった。

「ティアナまずいよ。ミウラさんにはなのはさんがいるよ。だから愛人じゃないとダメだよ」
「スバル! なにいってんの?!」
「愛人かぁ……」
「ティアナさん?! 納得しちゃダメですよ?! ミウラさんはなのはさんと婚約関係にあるんですから」
「ギン姉……、じゃあどうすればいいの?」

ギンガは、答えなかった。

「エリオ君、愛人って何?」
「え? えーと、ぼ、僕はよくわからないなー」

エリオは愛人の意味を知っているが、知らないふりをした。



さあ、いこう。
配点:(仲間)



[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ