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不可能男との約束
妖精の国
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と思うが今更である。
というか、この人も副長に対しての股間破砕だけならば誰にも譲らないではないか。
つまりは類友なんですね、と内心で深く頷く。汚染されないように気を付けよう。

「待て───重要な事を一つ聞きたい」

「え? Jud.何のことですか?」

いきなりの副会長の真剣な声音に少し驚いたが、一体何のことだろうと思い考える。
考えるが、所詮一従士の考えでは答えは出ないのではないだろうかと考え直し即座に答えてくれそうなのでその一瞬を待つ。
そして副会長は息を吸い、一言。

「彼女も───ズドン巫女なのか?」

全員が一斉にしーんと痛い沈黙を得る。
ごくり、と第五特務が喉を鳴らし自分は汗を流し鈴さんはわたわたしている。非常に可愛い。
そんな中、浅間さんが笑顔を凍らせているが今は気にしてはいけない。気にしたら死ぬかもしれない。
今は盾の副長がいないのだから。

「……どうでしょうねぇ……一応、剣神の巫女ですから剣が専門じゃないんですかねぇ……?」

「アデーレ……でも、ええと……姓は言いませんが、とある神社の巫女も別に弓だけが専門っていうことじゃありませんのよ? ただ弓に関しての才能が異様レベル名だけですわ───ですわよね? 智?」

「名前だけルールは有りなんですか!? そして、私のズドンはそこまで恐れられる技術ですか!? 何度でも言いますけど、危険そうに見えますけど基本、巫女は人を射てないから危険度はそこまで高くないんですよ!?」

副会長が無言で自分と第五特務の肩を叩き一回、深く頷く。
それにはっ、と二人で同時に気付き重く頷く。決意は心の奥底に秘め表情は出来る限り明るくすることを務めて浅間さんを改めてみる。

「……えっと、そういえば我が王は何処にいったのでしょうか……?」

「……どうして私のキャラについて真面目に語ったら話題を変えられたんですか……?」

ここで気にしたら浅間さんが傷つくだろうと思い、無視する。

「えーと、普通に考えたらホライゾン副王の所にいるんじゃないんでしょうか?」

「いや、さっきホライゾンの所で馬鹿をやったところでそこから帰ってきた所だから可能性は低い。もしかしたら、また不祥事が見つかって番屋か熱田系に追われて逃げてるかもしれない」

「いえ、それならばトーリ君は愉快奇怪なボケを放ちながら逃げるでしょうから騒ぎになっているはずです。だから、セオリーでいけばホライゾンか、喜美か、シュウ君か、ここの四択だと思います。そして、シュウ君はきっと奈落の底に落ちているでしょうから二択です」

何か最後に殺意がブレンドしていたので思わず、浅間さんを除いてスクラムを作り、小声で話し合う。

「なぁ、アデーレ。今日の浅間はどうしてこんなに熱田に対して怒ってい
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