第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第12話:良い女ッスよね
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ったら、世界中の人々が彼を神と崇め、全てを託すだろう。世界を征服したくないお父さんには、悪夢以外の何物でもない! お父さんにとって欠点をさらけ出すのは、世界の為でもあるのよ』って……
解る気がする。
人々は努力する事をやめ、全てを神に任せるかもしれない……
それはリュカさんが常々思っている“人々の成長”とは真逆の効果だろう。
しかし俺は思う……
部下の身にもなってくれよ!!
ウルフSIDE END
(ブランカ)
マーニャSIDE
「このエロガキ……美女に簡単に抱き付いて許されると思ってるのか!?」
突然シンに抱き付かれ、思わず彼の股間を蹴り上げてしまったけど……
きっとウルフの計らいで、私とリューノの仲をサポートしたに違いない。
「そうよアンタ……突然の痴漢行為、ウルフの真似をしすぎよ!」
リューノは彼らの思いに気づいてない様だし……
好意を無駄にしてはダメよね。
「アンタ、私を安い女だと思ってんでしょ!」
リューノと共にシンを攻める事で、私たちの間に仲間意識が強くなる。
先ほどのまま、お互いに謝って表面だけ仲直りした感じじゃ、どことなくぎこちなさが残ってしまうが、こうやって連帯感を高めれば互いを信頼しあえる気がするわ。
「アンタ……今度気安く抱き付いたら、私のメラで丸焦げにするわよ!」
チラッとウルフを見て、サムズアップしているのを確認する。やっぱりね……
心から感謝ですよ。
「そうよ。私のヒャドで凍り漬けにするわよ!」
私とリューノの罵声を浴びながら、股間の痛みに苦しんでいるシンに近づき、胸座を掴んで立たせながら小声で彼に礼を言う。
「ありがとう。んでゴメンね…とっさだったからつい……」
そのまま乱暴にシンをウルフの方へ投げつける。
そしてリューノの肩を抱き寄せて、男二人に向かって指さし怒鳴る。
「なめんじゃないわよ! 私の身体は気安く触って良い物じゃないんだからね!」
「その通りよスケベども! ホント、男ってヤツは……」
同じように彼らを指さし罵声を浴びせるリューノ……可愛いわぁ〜。
「何言ってやがる小娘が。男がスケベなのは当たり前だろう! そのお陰でお前は生まれたんだぞ! お前の父親が、品行方正・清廉実直な人間だったら、奥さん以外の女性に手を出し、お前を誕生させる事などなかったんだぞ! 男のスケベさに感謝しろ!」
ニヤニヤ笑いながら苦しむシンを抱き起こし、リューノを怒らせる様な事を言い続けるウルフ……
楽しそうねぇ〜……
マーニャSIDE END
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