〜ララバイ〜
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スは衝撃吸収でやっとなんです」
ハッピー、説明ありがとう。てかナツ、いやそうにするな。俺だって若干酔んだから
「いくぞ!クルス、加速頼む」
「エルザ、とにかく休んで!顔色悪いよ?」
俺は全員が四輪車に乗りこんだことを確認し、後ろから四輪車を豪快にぶん殴る
「いけぇええ!」
魔力を放出し、四輪車を突き飛ばす。俺は急いで柱をしがみつき、強い風を受けながら急いでクローバーに向かった
「よぉく聞いてくださいね?」
カゲがララバイの吹き口に口を近づける
「一曲だけじゃぞ?」
妖精の尻尾のマスター。マカロフはそれを促す
「・・・・・・・」
しかしカゲはなかなか吹かない
「・・・・・」
マスターもなにも言わずただじっとたたずんでいる
ちょうどその時俺たちがたどり着いた
ララバイを持つカゲを止めに入ろうとしたが、青い天馬マスターにさえぎられた
「もうちょっと待ってねぇん。今いいところなの」
「けど!」
「落ち着けルーシィ。マスターがそう簡単にやられるか?」
ルーシィは小さく首を振っておとなしくした
「無意味じゃ。そんなもの」
「!?」
心の内を見透かされたのか、カゲの顔には焦りが見える
「人は弱いからギルドがある。不安じゃから仲間がおる。じゃろ?」
「あ・・・ッ」
カゲの手から笛が落ちる。そして膝をついた
「まいり、ました」
そのとたん、俺以外のメンバーは走り出した
「マスター!!」
「今の言葉、目頭が熱く・・・!」
「おぉおおぉ!?なぜおぬしらが!?」
これにて一見落着、だな。後は評議員に任せて、俺らはそろそろ帰るかな
しかし、ララバイがそれを許さなかった
『かかかー。どいつもこいつもよわっちぃなぁ』
ん?誰だ?
『私みずから食うてやろう!』
足元から紫の煙が上がる
どうやらララバイが話しかけているようだ
そして徐々に大きくなって、巨大な化け物となった
『貴様らの魂を!!』
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