魔法先生ネギま!
0256話
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た新田先生に怒られるぞ?」
「た、高畑先生! すみません、ちょっと委員長がいつものように馬鹿な真似をしてたので、つい……」
「ちょっと、アスナさん!? 人のせいにしないで下さいます!?」
あわや2回戦勃発か!? とも思ったが、幸いそれは高畑が上手い具合に沈静化してくれた。
「ほらほら、英語の授業を始めるから席に着くように。いつも出張ばかりで悪いが、折角今日はこうして授業が出来るんだから真面目に聞いてくれよ。あぁ、アクセル君の席はエヴァンジェリン君の隣にあるからあそこに座ってくれ」
「分かった」
高畑の言葉に従ってエヴァンジェリンの隣にある空席へと向かっていると、その途中でふと呟きが聞こえてきた。
「いや、そもそも何でそんなに出張が多いんだよ。と言うか、飛び級に共学化のテストケースってなんなんだよ。……駄目だ、このままだと私の堅実な現実感が……」
ボソッと呟いたつもりだったのだろうが、既に人外と言ってもいい身体能力や五感を持っている俺に取っては筒抜けだったりする。
チラリとそちらを振り向くと、そこにいたのはメガネを掛けた少女の姿があった。
「……ん?」
俺が視線を向けているのに気が付いたのか、一瞬焦った様子をしながらも軽く頭を下げてきたのでこっちも返しておく。
「あれ? アクセル君ってもしかして千雨ちゃんが好みなのかにゃー?」
俺の席の前に座っていた人物が、後ろを振り向くや否や素早く俺と千雨と呼ばれた少女へと視線を走らせて意味あり気に笑う。
「いや、特にそういうつもりはないんだが……」
「ありゃりゃ、違ったか。にしても、綺麗なお姉さん達に囲まれてテンパってるかと思いきや、随分と普通だねぇ。っと、私は明石裕奈って言うんだ。よろしくね。何か分からない事があったら何でも聞いていいよ。人呼んで、ゆーな☆キッド。いつでもお助けに参上するからね」
ゆーな☆キッドとは、また随分と愉快な通り名もあったものだ。
「ねね。バスケットって興味ある?」
「知ってはいるが、やった事は殆どないな」
「ありゃ、珍しい。アメリカ出身なのにバスケ未経験? なら今度うちに体験入部でもしにおいでよ。やってみたら絶対に面白いからさ」
「……いや。この場合俺が体験入部するにしても、それは男子バスケ部になるんじゃないのか?」
「あー……そっかぁ。残念。アクセル君にお姉さんの格好良い所を見せられると思ったんだけどにゃー」
「ほらほら、明石君にアクセル君。そろそろ授業を始めるからこっちに集中してくれないかな」
「っと、高畑先生の授業ってだけでレアなんだから、ここは頑張らないとね」
明石はそう言って前へと向き直り、黒板に英文を書いている高畑へと集中する。
「……授業、ねぇ」
まさか
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