魔法先生ネギま!
0256話
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もしかして自分の報われないオジン趣味に見切りを付けてアクセル君に興味が!? 許しませんわよ!」
「んな訳あるかぁっ!」
再度ハリセンで叩かれるあやかの頭。
そしてそれが切っ掛けで、2人の喧嘩――じゃれ合い――が始まる。
周囲では『いんちょに食券5枚』『アスナに食券3枚』とばかりに何故かトトカルチョが開かれていた。
「賑やかなクラスだろう?」
その様子を呆れて眺めていた俺に対し、高畑が苦笑を浮かべながらそう話し掛けてくる。
「……賑やかと言うか、五月蠅いって言うんじゃないのか?」
「フフっ、だがお前も今日からはその五月蠅いクラスの一員な訳だ」
いつの間にか近付いてきていたのか、俺と高畑の近くにエヴァンジェリンと茶々丸の姿があった。
「まぁ、退屈はしなくて済みそうだよな」
この賑やかさの中で退屈するとしたら、それは余程の事だろう。
「それよりも、昨日は寮に帰ってから魔法の練習をしたか?」
「いや。あやかと千鶴だけならまだしも、3人部屋だったからな」
「そうか、そう言えばお前の部屋には村上夏美もいたか」
基本的には魔法に関しては一般人に秘密にしないといけないというのは既に聞いている。個人的にその説明に違和感があるのは、念動力という能力が一般的……とまでは言わないまでも特に隠す必要も無いスパロボOGsの世界が俺の故郷だからだろうか。
「ただ、一般人がお前の部屋にいるとなると……魔法の練習は難しいかもしれないな」
「だろうな」
エヴァンジェリンの言葉に軽く頷く。
「ん? それ程残念そうには見えないな」
「いや、残念かどうかと言われれば確かに残念だが……それ程急いで魔法を覚えたい訳でも無いからな。あくまでも俺の好奇心故だし」
「そう言えばそうだったな。お前は魔法を使わないままでも私と互角以上にやり合う事が出来たんだしな。……だが、お前にはその馬鹿魔力があるんだ。どうせなら魔法を覚えた方がいいと思うぞ。何せ魔力というのは基本的に修行とかでは増やせない、一種の先天的な資質と言ってもいいんだ」
「……何?」
エヴァンジェリンの言葉に、ピクリとする。
魔力……すなわち、俺のステータスで表示するとSPとなっているそれだ。それが修行とかでは増やせない? 俺の場合は、PPを消費して増やす事も可能だし、何よりレベルが上がるとガンガン上がっていくんだが……
「さて、エヴァもアクセル君も話はそのくらいにしておいてくれ。さすがに教室で堂々と魔法がどうこうと話しているのを他の関係者に見つかったら言い訳出来ないからね」
軽く肩を竦めた高畑が、未だにじゃれ合いを続けるあやか達の方へと近付いていく。
「明日菜君も雪広君も、それくらいにしておくんだ。あまり騒ぐとま
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