決勝トーナメント組み合わせ発表
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場していれば間違いなく第一シードもしくは第二シードに入っていたはず。
そうなれば白河女子高、黒森峰女学院、プラウダ高または北海学園と言う強豪三連戦だったはず。
そして消耗が激しく決勝まで進めるか分からなくなっていただろう。
「いない学校のことなんて考えても仕方がないか。」
私はテレビの電源を消して学校に登校した。
「梨華。おはよう。」
登校中に絵里と亜依と出会った。
何時もは私よりも早く登校する二人なのだが今日に限っては絵里の寝坊で出発が遅れたらしい。
「絵里が寝坊なんて珍しいね。」
「本当だよ。それも平日なんて。何かあった?」
私と亜依は絵里に話掛けるがずっと下を向いていた。
そんなにショックなのかな?
と思っていたが絵里が顔を上げて
「今日、体育あったよね。」
と聞いてきた。
私は頷くと絵里と亜依が後を向いて歩き始めた。
「ちょっと。学校はこっちだよ。」
私が声をかけても二人は反対の道を歩いていったしまった。
早足で。
私は数分歩くと学校に着いた。
時間的には遅刻寸前。
クラスは絵里と亜依を除けば全員が揃っていた。
梨華に体育が有ることを知らされた私と亜依は急いで住んでいるマンションに引き返していた。
「だから体育があるっていったのに。」
私は歩きながら亜依と話していた。
しかし二人の会話は何時もよりも明るくはなかった。
「だって仕方がないでしょ。私は昨日早退したんだから。」
「そうだけど昨日の夜に先生から電話もあったじゃん。」
「くっ。言い返せないのはきついよ。」
体育は今日からバドミントン。
白河女子高で去年もやったけど梨華が異常なまでに強かった。
スマッシュもキレイな角度で落とされていて、バドミントン部員にも圧勝していた。
私も梨華ほどではなかったけどそこそこ上手かった。
バドミントン部顧問の先生から入部の話も持ち掛けられたしね。
「早く鍵を開けて。急がないと遅刻になっちゃうから。」
「うん。」
部屋に着くと私たちは急いで体操着を畳んでバックに入れた。
急いでいたせいか私と亜依は靴を履き間違えてしまった。
その為私は靴が小さくて足を痛めて、亜依は何度も脱げてしまった。
そして学校に着いたのは二時間目だった。
入れ換えによって二時間目の現代文と体育が変わっていたため二時間目は体育になっていた。
学校に着いてすぐに体育はきついと感じた私たちの姿があった。
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