お昼休みのひと時
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見ている。
クラス内
黒板
* * * * * * *
* * * * * * *
ア 高 * * * * *
* * 月 * * * *
* * * * 俺 * *
そんな上の空状態の俺を見ている視線を感じたので、そちらに目線をちらりと移動させる
……どうやら正体は高町さんだったようだ。
そんな高町さんの視線の先を、対角線上に居る月村さんが気にし始め、高町さんの視線の先を追う……行き着いた先は当然の如く俺。そして、俺もチラ見している状態……。
今度は月村さんと目線が合う。
「…え?」
という驚きの声と顔をする月村さん……。
いや、そんな声と表情されたら俺の方が『え?』という状態なのだが…。
―――がらがら……
「皆さ〜ん、おはようございま〜す」
この目線が合った状態……どうすればいいのだ? と考えていると教室のドアを開けて、挨拶をする先生の声が聞こえてきた。自然と視線を先生の方へ向け、月村さんを視界から外す。
…「「「「「おはようございます!」」」」」… 「おはッス!」
一人だけ違う挨拶をしているが気にしたら負けだろう…。
そんな事を考えながら俺は、朝の連絡事項をぼ〜っと上の空で聞き流すのだった……
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いつもと変らず、記憶に残っている公式を習う算数の時間
習った歴史、そしてもう覚えている漢字や英語の授業を終え、今はお昼時……。
いつもの様に教室で長野や藤田、伊月と俺の4人でささっとお昼を済ませる
そうする事で、昼休みに遊べる時間が多くなるからだ。
『今日は俺が遊びを決める番か……じゃあ…鬼ごっこでもするか』
と伊月の提案で今日の昼休みは鬼ごっこで過ごす事に…。
伊月曰く『最近、バスケでの機動力が落ちたから、基礎トレも兼ねてる』だそうだ
なので伊月の鬼スタートという事で始まった……。
開始早々、伊月は藤田の方へ向かって走って行き、暇になったので俺は取り合えず屋上を目指す事にした。というのも、いくら授業を聞き流してるとはいえ、ただ机に座って時間の経過を待つのは、中々にしんどかったのだ。
さらに休み時間になれば、高町さんから視線をぶつけられる回数が多かった
恐らく話を聞きに行きたかったのだろうが…生憎こちらは藤田達と会話していたのだ。
高町さんの行動を見て『嫌われてないのか?』と思い始め、勇気を出して俺からアプローチを掛けようと思ったのだが、高町さんもバニングスさん達と会話をしていたので、遠慮しておいた。
(『嫌われてないぽい……なら見聞色の覇気使わ
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