千李帰郷パーティ
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「……千李先輩?これって」
「ん?お前ならわかるでしょう?そういうものよ。綺麗に使いなさいね」
「なんでだああああああああ!?」
岳人またも撃沈。
そんな岳人を無視して千李は卓也を呼んだ。
「次モロ」
「うん。これは?」
卓也が受け取ったのはチェスのような目が付いた盤と駒だった。
「ん〜と。たしかかなり昔のゲームだったかな?まぁたぶん今で言うとこのチェスっぽい何かだった気がする」
「へ〜。ありがとう千李先輩。やってみるよ」
「はいはーい。んじゃ大和ね」
「俺か、さて鬼が出るか蛇が出るか」
大和は少し身構えた。
「何でそんなにビビッてんのよ」
千李は持っていたものを手渡す。
「なにこれ?カード?」
「そう。どっかの国の軍の参謀が使ってた作戦用のカードらしわ。軍師って言われてるくらいだから結構使えるんじゃない?」
千李は小首をかしげながら聞いた。
「たぶんね。うんありがとう千李姉さん」
「はいな。じゃあ次女の子。まずは京」
「ん」
「お前にはこのソースをあげるわ」
千李がバックから取り出したのは3つのビンだった。その中身はどす黒い赤に染まっていた。そのあまりの奇怪さに大和が聴いた。
「あの千李姉さん?それは一体?」
大和が恐る恐る聞いた。
「これは今世界で一番辛いデスソースの改良版。簡単に言えば超辛いソース」
「なん…だと…」
大和だけでなくその場にいた全員の顔がゆがむ。
「マジかよ!?今でさえ辛い京カスタムにさらに強化されるのかよ」
「千李先輩。なんて恐ろしいものを…」
皆が驚愕に顔を歪ませる中京だけは満面の笑みだった。
「ありがとう。千李先輩大切に使わせてもらう」
「うん。おいしく食べてね。次は一子」
「はいはーい!なにかしら。ワクワク!」
「一子にはこれ!」
千李が持っていたのは鞘に入った薙刀だった。それは一子が常に使っているものと同じ色をしていた。
「これって薙刀?」
「ええそうよ。しかもこの薙刀こんな感じに…」
千李は言うと薙刀の柄の部分を回し始めた。
すると柄の部分が三つに分裂し薙刀事態がかなり小さくなった。
しかも中には鎖のようなものが入っているためはずしても完全に外れることはない仕組みだ。
「ね?面白いでしょ?まぁ薙刀って言うよりは三節棍って行った方が正しいかもね。好きに使って」
「うん!ありがとう千姉様!」
一子は受け取るとうれしそうにそれを胸に抱いた。
「どういたしまして。じゃあ最後百代ね」
「ああ」
千李が言うと百代が前に出る。
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