原作24巻感想とか
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、お前によって終わるか。それも悪くはねえな」
ディックとアイレインが向き合おうとするがその間にニーナが割り込む。
「やれるのか。まあお前がやる方があいつも嬉しいだろうが」
「先輩、どうしても駄目なのですか」
「ああ、どうしようもない。俺と戦うなんて考えるな、ツェルニを守る事だけを考えろ」
「はい、メルニスク頼む」
『承知』
メルニスクが返すと共に剄量が跳ね上がる。アーマドゥーンらも暴走を狙う事無くただニーナに力を与えている。
(そうだ、それでいい)
心の中で呟きながら鉄鞭を肩に担ぐように構える。その視線の先ではニーナもまた鉄鞭を構える。
放つ剄技は同じく雷迅。ディックからニーナに受け継がれた前に進むための剄技。
そして二人は同時に一歩目を踏み出す、互いに迷いなくただ一撃を加えるために。
だが二歩目はニーナの方が僅かに早かった。それが何から生じた差なのかは誰にもわからない。だがその結果は一瞬の世界で大きな差となって現れた。
圧倒的ニーナ優勢の形で激突するその光の中、ディックの頬には笑みがあった。
『よくやった』
もうディックに伝えられるのはそれだけだった。
一瞬の均衡、それが崩れた後の一瞬の閃光、その後に残るのはニーナと持ち主のいない一振りの鉄鞭だけだった。
本当はメルニスクが吼えた所で立ち直らせたり、ニルフィリアが完全に抑え込むって案もあったんですが折角だからサヤまで使うことにしました。
相変わらず私が書くとレイフォンが出てきませんね。最後の戦いに乱入してレイフォンが隙を作るというのもいいかなと思いましたが、ただの無粋な男になってしまうので却下しました。
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