第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第11話:一休みも必要だわ
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)、ウルフさんが言う下ネタに激怒してたのに……そんな事が本当にあるのかな?
こう言っちゃ何だが、ウルフさんの自惚れではないのだろうか?
「間違いじゃないよ…言っとくけど、俺の自惚れじゃないからね! だってマーニャさんからはこの宿屋備え付けの石鹸の香りがしたんだよ……つまりシャワーを浴びたって事だろ! なのに改めて口紅を引く……化粧をし直して俺の部屋に訪れたんだ。もう、あの露出度の高い服を脱ぎ捨てる気満々だろう!」
ふわぁ……良く観察しているんだなぁ……
「モ、モテる男は辛いですね……」
「ははは……ホントだよ。今モテても困るんだよね!」
じゃ、じゃぁ何時だったら良いんだ?
シンSIDE END
(ブランカ)
リューノSIDE
自己嫌悪……
本当はウルフを怒鳴りに行った訳ではないのに……
気付いたらウルフに対して怒鳴り散らしていた。
嫌気が刺したウルフがワザと私の頬を舐めたりするから、私も恥ずかしさが爆発してしまい怒鳴り散らすのが止まらなくなる。
私も別にウルフの事が嫌いではないのだ……いや、むしろ好きなんだ。
マリーが調子に乗るから言いたくはないが、格好いいし頼りになるし一緒にいて安心出来る男だと思ってるんだ。
でも彼を目の前にすると素直に謝れない自分がいる……
しかも後から現れたマーニャが、自分でも自覚している事をワザワザ言って、私を黙らせようとするから余計にヒートアップしてしまう。
マーニャは美人だから、本当は平凡顔なんて言う気がなかったのに……
止め処もなく口から他人の誹謗が溢れてくる。
心底自分の性格が嫌になる。
ウルフが逃げてしまった為、彼の部屋で口論をしていた私とマーニャの熱も冷めてしまい戸惑っていると、ミネアが部屋に現れて『夜中に騒ぐな』と怒られた。
だからトボトボと自室へ戻りベッドの中で落ち込んでいる。
明日……みんなと顔を合わせづらいよぉ……
リューノSIDE END
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