鋼の錬金術師
襲撃
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
第五研究所を崩壊させた挙句、入院したエルリック兄。着いた時に何やら一悶着あったみたいだが今はもう吹っ切れてるようだ。
「で、こいつに蹴られた後はもう覚えてない」
「魂の身の守護者……貴重な人柱……生かされてる……エンヴィーなる者……マルコ―氏曰く東部内乱でも石が使われていた……ウロボロスの入れ墨に賢者の石の錬成陣……ただの石の実験にしては謎が多いですな」
「これ以上調べようにも今や研究所は瓦礫の山だしな」
「「「「うーーーーーん」」」」
何か場違いだな私。賢者の石にエルリック弟みたいな奴……まあ賢者の石の錬成陣を見れたのは不幸中の幸いか。要らない人間の調達は難しいから作らないけど。
「軍法会議所で犯罪リストでも漁れば何か出てくるかもしれねーな」
「我輩はマルコ―氏の下で石の研究に携わっていたと思われる者達を調べてみましょう」
「失礼するよ」
突然入って来た人物……は?
「キング・ブラッドレイ大総統!」
「ああ、静かに。そのままでよろしい」
「はっ……」
「大総統閣下何故このような所に……」
「何故って……お見舞い。メロンは嫌いかね?」
「あ、ども……じゃなくて!」
色々と調子が狂うな……。
「色々とちょっかいを出してるようだなアームストロング少佐」
「はっ!?あ、いやその……(ちょっかい?)」
「私を甘く見るな。そして……賢者の石だね?」
「「「「「!」」」」」
「どこまで知った?場合によっては―――」
場に緊張が走る。ここで一戦構える気か……?足手まといが一人、軍人が一人、錬金術師が三人……勝てるのかこれ?
「冗談だ!そう構えんでもよろしい!」
「は?」
「私の預かる所で色々と不穏な動きがある事は知っておる。どうにかしたいのだが……」
「あ、それは……」
「ほう……賢者の石について研究していた者の名簿だな。この者達全員行方不明になっておるぞ」
「……!」
行方不明?死亡が確認されてる訳じゃない……まさか石の材料にでもされたか?
「第五研究所が崩壊する五日前にな。正直私の情報網でも敵の正体は掴めていない」
「大総統でも何も分かってないのか……?」
「うむ。シルバーバーグ大佐、ヒューズ中佐、アームストロング少佐、エルリック兄弟……君たちは信頼に足る人物と判断した為に命令を下す。あまり軽率な行動はするな?相手は常に自分を見ていると思って行動をせよ!いいな?」
「は……」
「「はっ!!」」
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ