無印編!
にゃんですとー!?
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いわ。終わりにする。この子を亡くしてからの時間、この子の代わりに作った偽物を娘扱いするのも・・・。聞いていて、フェイト?あなたのことよ。
せっかくアリシアの記憶をあげたのに、そっくりなのは見た目だけ。利き腕も違うし、笑顔も違う。役たたずでちっとも使えない、あの娘のお人形』
その言葉を同じように聞いていたエイミィが、顔を」伏せながらも事情を説明してくれた。
曰く、プレシアは過去に実の娘、アリシア・テスタロッサを亡くしていたらしい。
でも彼女はその事実を受け入れることができず、使い魔とは異なる、使い魔を超える人造生命の生成。そして死者蘇生の秘術。当時、彼女が研究していたものを利用し、作られたのがフェイトだったらしい。
フェイトという名前の由来はその研究の開発コード、プロジェクトFATEから取られていた。
『よく調べたわね。その通りよ。だけど、ダメね・・・ちっとも上手くいかなかった。作り物の命は、所詮作り物。失ったものには到底敵うはずもない。
フェイト。やっぱりあなたはアリシアの偽物だった。せっかくあげたアリシアの記憶も、あなたじゃダメだった・・・』
「やめて・・・やめてよッ!」
いままで何も言えなかったなのはが、つい、プレシアの言葉に反論する。
・・・今でも俺は黙っているが、流石にそろそろ我慢の限界が来そうだった。
『アリシアを海がえらせるまでの、私が慰みに使うだけのお人形。だからあなたは、もういらない。どこえなりとも、あなたが望むところへ行きなさいッ!』
「お願い、もうやめてッ!!」
『いいこと教えてあげるわ。フェイト、私はずっと、あなたのことが・・・』
「・・・いいかげんにしろよ、ババア」
俺はついに我慢ができなくなり、声を出してしまう。
『・・・なによ、あなたに興味なんてないの。邪魔をしないでくれるかしら?』
「却下だ。これ以上お前に無駄なことを言わせるつもりも、そんな戯言をフェイトに聴かせるつもりもない。
あのさあ、お前、こんなことしてて楽しいか?」
『一体なにをいってるのかしら?』
「あなたが望むところへ行きなさい・・・これ、自分のところから離れて、自分が行きたいところに行って欲しいっていう、普通の母親の言うことみたいに思うんだ。そして今までお前がフェイトにしてきた仕打ちも、わざと自分を嫌わせるためみたいにより一層思わせる。なあ、どうなんだ?俺の考えてることは正しいのか、プレシア・テスタロッサ」
『・・・そん・・・なの、ただの勘違いよ・・・!私は・・・私が好きなのは、アリシアだけよッ!』
「じゃあ、なんで今戸惑った。なんでここからフェイトを遠ざけるような行動をする。
・・・お前はさ、認めたくないだけなんじゃないか?フェイト・テスタロッサっていう、
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