暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0255話
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「高畑先生、アクセル君が来ましたよ」
「ん? あぁ、ごめんごめん。早かったね。もう少し後になるかと思ってたけど。……まぁ、丁度いいと言えば丁度いいか。学校生活に関してちょっと話しておきたい事もあるから少しいいかな?」

 高畑の言葉に無言で頷く。
 それを確認した高畑が、職員室の隣にある進路指導室と書かれた場所へと俺を誘う。

「さて、悪かったね。さすがに人の大勢いる前で魔法云々については話せないからね」
「いや、そっちの事情は大体分かってるから気にしないでもいい。ところで、こんな場所に誘ったって事は何かしら人前で話せない内容なんだろう?」
「ああ。一昨日は夜が遅かったせいもあって詳しい話が出来無かったからね。この麻帆良における魔法使いの扱いやどう秘密を守っているかについて話しておこうと思ってね」

 そこから、この麻帆良に付いての大雑把な説明を受ける。この麻帆良には魔法先生や魔法生徒と呼ばれる存在が多数いることや、認識阻害の結界により多少の事なら『麻帆良だし』で済ませられるらしい。他にも、この麻帆良の中心に位置する世界樹――正式名称神木蟠桃――や図書館島と呼ばれる施設にある貴重な魔法の文献を狙って魔法使いが侵入して来る事。
 ちなみに、千鶴とあやかを襲った魔法使いもこれにあたるらしい。
 そんな風に話をしていると、いつの間にか時間は随分と過ぎ去っており間もなく始業開始の時間となっていた。

「っと、まぁ、大体こんな所かな。時間が無かったから急いで説明したけど、この麻帆良で生活する上で何か分からない事があったら遠慮無く聞いてくれ。あるいは、君はエヴァに気に入られているようだから彼女に聞くのもありかもしれないな。僕も魔法使いとしての仕事があって良く出張中になってるしね」

 何でも、魔法使いの団体である悠久の風というグループに所属しておりその関係で出張が多いらしい。また、その悠久の風というグループもNGOとして登録されており大っぴらに名乗っても構わないのだとか。
 と言うか……

「担任教師がそうちょくちょく出張に出かけても問題無いのか?」
「それはそうなんだけど、どうしても僕が出ないといけない場面というのが多くてね。一応、2-Aについては副担任のしずな先生にお願いしているし……いや、クラスの皆はきっと、しずな先生を本当の担任で、僕が副担任だと思ってるんじゃないかな。あはははは」

 どこか煤けたような笑い声を上げる高畑。
 件のしずな先生とやらも、高畑の事で苦労しているんだろう。

「っと、そろそろ時間だね。じゃ、教室に行こうか」

 我に返った高畑と共に一度職員室へと戻り、2-Aへと向かう。
 ちなみに、しずな先生とやらは今日はいないらしく会う事は出来無かった。

「そうそう、来月ここに
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