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Epic11学校の怪談〜DeatH〜
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! ソイツがジュエルシードの思念体!」

何百っていうゾンビを一瞬で消し飛ばした鬼。額にジュエルシードが埋まっているのが見える。あんな校舎よりも大きな鬼がさっきまで居たなんて全然気付かなかった。テスタメントちゃんは「さぁ、始めようか」そう言って、鬼がこっちに伸ばしてきた右腕を・・・

――汝の首に走るは義の処刑刃(ボア・ドゥ・ジュスティス)――

まるでギロチンのような巨大な魔力の刃で斬り落とした。血が出ないことが私にとって救いだったかも。切断面から出るのは魔力の霧だから気持ち悪くならずに済んだ。

「あたしだってやれるんだから!!」

――ブレイズロード――

アリサちゃんは両脚に炎を噴き上がらせて、鬼の腕を高速で伝って頭部へ。テスタメントちゃんに「援護!」そう指示を出された。この場合、どうすればいいか。真っ先に出たのは、「レイジングハート!」ディバインシューターによる援護射撃。標的は、アリサちゃんを拒むかのように現れた鬼火。意識を集中して、シューター5基を発射。アリサちゃんに近づく鬼火をシューターで迎撃していく。

「やるね、高町なのは!」

「ありがとう!」

その間にテスタメントちゃんはリングバインドを発動させて、鬼の動きを完全に止めた。私はアリサちゃんの護衛。テスタメントちゃんは鬼の身動き封じ。アリサちゃんが本命の一撃。あともう少しで鬼の頭部に辿り着けるというところで、鬼が雄叫びを上げて暴れ出した。砕かれるリングバインド。そして「アリサちゃん!」が腕から落っこちた。急いで助けないと。けどその心配は無かった。

――フローティングアイス――

アリサちゃんの真下に魔法陣が展開されて、その上に大きな氷塊が出現した。アリサちゃんは氷塊の上に着地。そして『月村すずか、これより参戦します!』って念話が届いた。続けて、「バルディッシュ!!」フェイトちゃんの元気な声が届いた。

――アークセイバー――

黄金に輝く雷の刃がブーメランみたいに鬼へ向かって行って、鬼の両目を斬り裂いた。痛みで叫ぶ鬼。すぐにアルフさんが「さっきのお返しだよ!」魔力弾を鬼の両足に向けて撃って、テスタメントちゃんもまた砲撃を撃つ。
体勢を崩して尻餅をつく鬼。テスタメントちゃんの「集中砲火!!」の指示で、私はディバインバスター、アリサちゃんはフレイムウィップ、フェイトちゃんは雷の砲撃、アルフさんは魔力弾、テスタメントちゃんは銀の砲撃を一斉に撃った。

「「「「「「いっっっけぇぇぇーーーーーーーッッ!!」」」」」」

次々に鬼の体に着弾していって、爆発によって生まれた煙で鬼の顔が隠れる。

「まだ終わってない。油断しないように!!」

テスタメントちゃんの忠告に、私たちはそれぞれ応えた。

?―?―?―?―?


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