反転した世界にて9
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ぐ白上さん。
「ひぅっ!?」
コリっと、甘噛みをした歯から滑るような感触。固く充血し、桜色の染まった乳首を、なお一層手と舌を緩めることなく攻め続ける。
甘い。のは、間違いなく錯覚だろうけれど。しかし、このままずっと貪って痛くなるような魔力は、紛れもなく本物だった。
「うそ、……なんで、……わたし、胸で……気持ちい……」
やっぱり、乳房よりも乳首の方が反応がいい。
大きな仕草で、柔らかな乳房を揉みしだいていた指先を、先っぽの方へと集中させる。
指の腹で滑らせてみたり、人差し指と親指でつまんでみたり、指先ではじいてみたり――。その度に、その都度に、
「やば、赤沢、くん……待って、こんなの、や、んぁあぅっ!? ――い、くぅ……っ!」
「んむ、いっへお」
やがて、白上さんの腰から力が抜けて、ずるりと滑り落ちるようにして、背中からベッドに倒れ込んでしまう。
ぷるるん、と、皿にあけられたプリンのように震えるおっぱいが、何とも言えない迫力を帯びて僕の眼に飛び込んできた。
――僕の眼に映ったのは、それだけではなくて。
「――はぁ、はぁ……あ、はぁ……」
「うわぁ」
スカート越しであるにも拘らず、その部分、白上さんの一番女性的な部分が、水を溢したかのような染みを作っていたのだ。
「めちゃくちゃ濡れてるじゃん……。白上さん、エッチすぎるよ」
「う、ぁ……、や、ごめん」
「謝ることないのに」
本気で、恥ずかしがっているのだろう。その気持ちはわかる。
誰だって欲情しまくっているところを見られたりしたら、恥ずかしいに決まっている。
僕だって、ズボンの中は大変なことになっていた。ガッチガチになっているのに、制服の固い生地に邪魔されて、擦れて痛い位なのだから。
フェアじゃないな、と。なんとなくそんな風に直感して、僕は自ずとベルトに手をやって、パンツと一緒にズボンをずり下ろして見せる。
「あ、赤沢くん……」
その間、白上さんは全身から力を抜き切ったその姿勢のまま、今にも泣き出してしまいそうな視線で以て、しかし片時も目を逸らそうとすることなく、僕が自身の逸物を取り出すまでの動作を眺めていた。
「……ぁ、ぅぁあ……」
目を丸くして、感嘆とも呆然とも取れるような息を吐きながら、僕の逸物に無遠慮な視線を突きつける白上さん。
やっぱり、めっちゃくちゃ恥ずかしい。
恥ずかしい、けど。欲情の方が上回る。
コレを白上さんに押し付けたい、触ってほしい、かき回したい――、そんな原始的ともいえる感傷が、全身を貫いている。
「僕は、こんなんなっちゃってるわけだけど」
「わ、私……は……」
じゅわりと、スカートの染みが一回り大きくな
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