第119話 劉協の複雑な想い 後編
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いうことは彼女が私の想いを理解してくれたのかもしれません。
私の勝手な思い込みかもしれませんが、私は今日話したことを彼女が他言しないように思いました。
「私の真名は『正宗』にございます」
「正宗、またお前と語らう日を楽しみにしている。その日まで私もお前に恥じぬ生き方をしよう。私には友と呼べる存在がいない。正宗、私と友になってくれないか」
「皇子、いえ、協。喜んであなたの友とならせていただきます」
「正宗、堅苦しいな。次に会うときは堅苦しい喋り方はなしだぞ」
劉協は椅子より降り私に近づいてくると私を見上げながら笑顔で言いました。
「はい、いや。わかった」
「ははははは、それでいい。友の間柄で堅苦しいのはなしじゃ」
劉協は爽やかに笑いながら私に言いました。
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