第35話
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。八連撃の突きがアショールを襲う
巨体は案の定動きが鈍い。お陰で全弾命中した。しかし驚くことに体力がそこまで減っていない。防御力がかなり高そうだ
「かてぇな…」
「肉体こそ力!力こそ防具!」
意味がわからん…
だがその言葉は本当なようだ。おそらく俺程のパワーファイターでなければろくにダメージも与えられまい
「しゃぁねぇ。最初っから本気だ!!!」
「当たり前だ」
黒印を一旦引き、アショールの攻撃をかわしてから反撃する策に出た
ハンマーが音を立てて襲いかかるがサイドステップで避けた。しかし、次の動きは俺の予想を裏切った。豪快な動きで一回転しながら全方位にハンマーを振りまわす
なんとか腕で衝撃を多少カバーしたもののダメージはとんでもない量だ。普通なら今すぐに回復するところだが、せっかく懐に潜れたチャンス、そうやすやすと逃げない
≪疾風雷神・斬≫≪氷雷・風≫≪千雷・貫≫を立て続けに発動し、体力を奪い、なおかつ大ダメージを与えた
「やるな貴様ァ」
「あったり前田のくら」
「っかーーー!!」
オチ知られてた!?
ていうか体力まだグリーンなんですけど…
若干へこむが気を取り直す。後ろではのんきにサチが応援してくれている
「レーイ!がんばれ〜!」
「ッ!ゆるさーん!貴様、絶対ゆるさん!」
ハンマーが黒く光る。と思った時にはもうすでにハンマーが頭上にあった
「速ッ!!」
振り下ろされるハンマーに俺もスキルで対抗する。≪氷雷・風≫の二連撃で抵抗したが、一撃目は弾かれ、二撃目でなんとかハンマーを受け止めたがいまだ互いのスキルは生きている。つまり、どちらかが負け、どちらかがダメージを受ける事に
「まける、、かぁぁ!!」
「ぬおおおおおおお!」
お互いの力は五分五分。一瞬の力の加減で決まる。しばらく硬直が続いたが、残念なことにお互い、スキルが消えてしまった。しかし、俺の強運はまだ生きていたスキルの硬直が「無効化」された
その刹那、≪業輪・破≫で切り裂き、打ち上げる。しかし重いからだはそこまで大きく打ちあがらず、若干足が地面から離れた位だった
しかも、アショールのハンマーがまたエフェクトを帯びていた
「どらっしょい!」
意味不明な掛け声とともにハンマーが唸る。俺は無様にも直撃したが、ダメージを気にしている場合ではない。黒印を振り上げ両断しにかかる。近距離で繰り広げられる攻防はまさに一進一退だった
だが、俺が斬ると体力は回復する。その差が徐々に表れ、遂にアショールの体力がイエローになり、俺の体力はグリーンのままだ
「む。貴様ただのぷれいぼーいではないな!?」
「ったりめぇだ!何言ってやがる!!」
大丈夫か!?こいつ!?
一旦バック
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