第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第10話:何か弟みたいッスね!
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小評価しているな! リュカさんは娘だろうが息子だろうが、悪いと思ったら迷わず殴る! 俺はそれを見てきたんだ……自分の都合ばかり言って我が儘を言うマリーを、リュカさんは躊躇わず殴った。そして冷たく見下ろし“最低な娘だ”と言い放ったんだ!」
流石、ウルフさんが尊敬する人だ……とても格好いい人なんだなぁ。
「さっきも言っただろ……俺は最強じゃないし万能でもない。強いと言ってもお前等達と比べてであって、それ以上の敵が現れれば簡単に負ける。エンドールで俺と再会した時、お前抱き付いてきただろ……その直後に俺の鳩尾に拳をめり込ませた! お前等より強い俺が、お前の一撃を受け蹲ったんだぞ! 不意を付かれれば俺だって負ける……そんな事をしてくる相手が居るかもしれないだろ!? 俺が一番最初に負けた後、疲れ切ったお前等だけで敵と戦って勝てるのか!?」
頬を押さえ涙を流しながら俯くリューノちゃん……
彼女はウルフさんの言葉に何も言えなくなっている。
俺は何も出来ず、ただ呆然と成り行きを見ていたが、ウルフさんが何かを目で合図してきた。
一瞬は解らなかったのだが直ぐに理解出来た俺は、リューノちゃんに寄り添い抱き締め、彼女を胸の中で存分に泣かしてあげる。
ウルフさん凄い……
美味しい所を全部俺に譲ってくれた!
シンSIDE END
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