暁 〜小説投稿サイト〜
DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第10話:何か弟みたいッスね!
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数少ないリュカさんの人間ぽさだと思う。

ウルフSIDE END



(ブランカ周辺)
シンSIDE

どうしよう……
ウルフさんが俺と目を合わせてくれない。
俺が決めろって事だろうなぁ……

決められないよ……
“早くお父さんに会いたいの!”って叫ぶリューノちゃんと……
“疲れて戦えないわ”って色っぽく迫るマーニャさんとミネアさん……

どっちの意見も尊重したいし、どっちの意見を否定しても怒られそうだし……
強くみんなを説得出来るウルフさんが決めてくれれば良いのに……
どうすれば良いんですか!?

「あ、あの……ウルフさんの意見は……?」
「俺? う〜ん、そうだねぇ……俺的には、マーニャさんが裸踊りをすれば良いと思うよ(笑) あ、オナ○ーショウでもOKね!」

「はぁ!? 何言ってんのアンタ!」「それじゃ何の解決にもならないでしょ!」
俺より先に文句を言ってくれたのはリューノちゃんとマーニャさん。
全然解決にならない事を言うウルフさんを大声で叱ります。

「何か解決を望むんなら俺に聞くなよ……俺は別に、エンドールへ帰るって選択肢でもOKなんだから……」
ダメだ……彼は道を示してくれても、決定はしてくれない。
勇者が……リーダーが決めるようにと、突き放してくる!

「……じゃぁ、今日はブランカへ泊まりましょう!」
「な、何よシン!? アンタ私の気持ちを解ってくれないの?」
やはりリューノちゃんが怒鳴ってきたか……

「ち、違うよリューノちゃん……俺は君の気持ちを知っているし、早く家族と再会できるように協力するつもりだ! でも、焦って取り返しのつかない事態になってほしくないんだ! 慌てて先に進んで、強敵が現れたらどうする!? 俺達が万全の体勢であれば勝てた相手でも、疲れ切った状態では負けるかもしれないだろ? “負ける”イコールそれは“死”なんだ!」

俺はリューノちゃんを説得しながら、チラッとウルフさんを見る。
彼は穏やかな目で見詰め、軽く頷いてくれた。
良かった……どうやら正解なのかもしれない。

「そ、そんなの……大丈夫よ! だってウルフが居るんだもん! 私達より遥に強いウルフが味方に居るんだもん!」
「そ、それは……そうだけど……でも……」

「リューノ!」(パシン!)
俺が口籠もって反論出来ないでいると、突然ウルフさんがリューノちゃんをひっ叩き、喚き散らす彼女を黙らせた!

「な……わ、私を殴ったわね!?」
「あぁ殴るさ! 本来は父親がやるべき事だろうが、此処にいないから俺が殴るさ!」
「お、お父さんが私を殴る訳ないじゃ「殴るよ!」
涙をボロボロ零しながら訴えるリューノちゃんの台詞を遮り、迫力のある大声で怒るウルフさん。

「お前は自分の父親を過
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