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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第26話 『クラス対抗戦』 中編
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だけど、そんな俺の思いはこれっぽっちも正しくなくて、単なる自分自身の思い込みだと今思い知らされている。
悠は 『いいか、一夏? 訓練と実戦は違う、訓練では相手も訓練だと理解しているが実戦だと相手は実戦と言う認識で来るからな?』と言っていた。
まさにその通りだ、今の鈴は――実戦の相手であり、鈴も実戦の気でこちらに向かってきている。
今の状況は、一方的といっていい。
最初の鈴の攻撃――あの両手に持っている2本の異型とも呼べる巨大な青龍刀。
見た目でも分かったが、実際に鈴からの攻撃を受けて分かった、あの青龍刀の威力は尋常じゃない。
一撃一撃に非常に高い威力が乗っており、俺自身も雪片で攻撃を受け止めてもその衝撃が直接身体に流れ込んでくる。
先程から自分の最も得意とする近接戦闘で鈴と戦っているが、現状ではこちらが不利だ。
ならばどうするか、こちらが不利になる可能性は高いが、このままこうして不利のまま戦闘を続けるより一度下がるほうが得策だと判断する。
そして、再び鈴からの攻撃を弾くと、そのまま白式のメインスラスターを吹かせて後ろに下がる。
だけど――それが命取りだった。
「かかったわね、一夏」
ニヤリ、と鈴が笑うのを俺はハイパーセンサーを通して確認する。
その瞬間、俺が取った行動は間違いであり、今の鈴の発言から罠であったと判断するがもう遅い。
距離を離した瞬間、少し離れた所に居る鈴のIS『甲龍』の肩の部分の非固定浮遊部位がスライドし、一瞬光ったかと思うと
「がっ……」
見えない何かに殴り飛ばされた。
そう、光ったと思った瞬間に俺は――何かによって殴り飛ばされたのだ。
何だ、今何が起こった?これだけ距離があるんだ、恐らく遠距離用の武装だろうけど――鈴は銃など持っていない
だとしたら何だ――まさか……
鈴が持っているのはあの異型の青龍刀、試合開始直後からはその武装しか使用していない。
しかし今こうして俺は、何かの遠距離攻撃を受けた。
今の攻撃はあの青龍刀によるものではないだろう、だとしたら――さっき見えたあの非固定浮遊部位。あれが何らかの攻撃をしてきたとしか思えない。
「今のはジャブ、次からは――本気で当てるからね、一夏」
「……なるほど――その肩の非固定浮遊部位、それが俺に対して何かをしてきたのか」
俺がそう言い返すと、一瞬驚いた後にニヤリと笑う鈴。
「ご名答、だけど――避けられないでしょ?一夏!」
「ぐぁッ……!」
再びあの肩の非固定浮遊部位が光ったかと思うと、俺は何かの直撃を受けて地面に叩き落される。
すぐさま体制を立て直すが、その一撃はかなりシールドエネルギーを削っていた。
考えろ、織斑一夏――あれは何だ?どうして俺は、先程から見えない何かに殴
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