暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第25話 『クラス対抗戦』 前編
[9/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
抗戦な訳で。アリーナの準備やら色々あるらしいから暫くこうやって直接特訓はできなくなる。実質対抗戦前の特訓は今日でラストだな」
「そうなんだよなぁ……本音を言えば、実戦的な特訓をできないのは俺としても辛いんだよなあ――そこのところどうなんだ、悠」
「まあ、ゴネても仕方ないだろ。学園側にも事情あるんだし、アリーナ以外で勝手にIS使うわけにもいかないし。今日でやるだけやって、残りの期間は自身の準備期間にでもしとけ」

毎日恒例のメニューである
俺・アリア・オルコットさんの3人との模擬戦の3連続の後に反省会。
そしてその後にひたすらにオルコットさんの弾幕を制限時間限界まで避け続ける。
最後に3対1での模擬戦。

それを終わらせて、完全に死に掛けている一夏が回復した後に俺と一夏はそんな会話をしていた。
さて、これからどうしたものか。今日が最終日だし、アリーナの使用時間もまだ少しある。
なので何かしようかなあと俺が考えていると、アリーナの入り口からこちらに向かって歩いてくる姿があった。

「あれ? 凰さん?」
「ああ、やっぱりここに居たのね――本当は対抗戦終わるまでは特訓に来ないって言ってたんだけどあたしとしてはどうしてもやっとかなきゃいけないことがあって……ちょっと邪魔させて貰って構わない? 悠」
「いや、俺はいいけど――」

チラリ、と篠ノ之さんやオルコットさんを見ると
『別に問題は無い』 『構いませんわよ』
と返事をする2人。アリアや梓姫も問題ないらしいし、多分全員凰さんの一件の大まかな事情は察してるのだろう。
俺達の意思を確認すると、凰さんは一夏に対して口を開いた。

「一夏、本当は約束で対抗戦が終わるまで来ないと約束したのにあたしがここに来た理由、分かる?」
「ん? どうしたんだ? うーん……悪いな、鈴。思い当たらない」
「アンタねぇ……じゃあ単刀直入に言ってあげる。 反省した?一夏」
「は? いや、反省したかと言われても……確かに俺が鈴に対して何かしたのはわかる。だけど、それが何なのかはわからないし、それに少なくとも――俺は悪い事はしてないぞ」

一夏……お前と言う奴は――
俺は流石にイラっとしたので、このまま凰さんに当たらない程度に背後から一夏に対して<インフェルノ>を加減して叩き込んでやろうかと一瞬考えた。
無論、例えだ。そんなことはしないが、流石に一夏の発言と言うか行動はちょっと酷すぎる。
鈍感で馬鹿で救いようが無いのかもしれないが、だがこれじゃあ凰さんが不憫すぎる。

そして俺はいいんだ。まだこの憤り抑えられてるけど、他の女子勢の方々が不味い。
まるで気の立っている猫みたいに暴れかけているアリア
『死ぬよぉ! 私を見た奴はみんな死んじゃうよぉ!』
などと、色々場違いな言葉を発しなが
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ