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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第25話 『クラス対抗戦』 前編
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ない』
という事だった。本当に学園来てからが少し怖くなってきた。

……俺達が知っているあの純粋なシャルロットはちゃんとまだ存在しているのだろうか。
あの太陽みたいな純粋な笑顔を向けてくれたシャルロットは、へんたいたち によって消えてしまったのだろうか。

へんたいたち についてはもう慣れたからいい、だが自分達の妹のような存在であり、恐らく企業の若い人間の中では最後の良心だったかもしれない彼女がへんたいたちによって汚されたのだ。
いや、汚されたというのは言い方が悪いかもしれない。正確には『毒された』という言葉が最もしっくりくる。
とにかく、そんな出来事が俺とアリアの心に対して壊滅的な打撃を与え、五月病への引き金となった。

閑話休題。

既に時期5月で、つい先日はクラス対抗戦の詳細が掲示された。
皮肉と言うか何と言うか、一夏の初戦の相手は凰さんだった。
それを見た時の凰さんはなんというか、前日にアリアにも慰められていたし、何よりも本人のやる気も高かったため非常に闘志を燃やしていた。
対して一夏はと言えば、『おぉ、初戦の相手は鈴か』とだけ言っており、先日の自分がやったことには何も気がついていなかった。

ひとまず、反省を見せないというか気がついてすらいない一夏に対しては放課後に訓練にと言う名目で俺とアリア、オルコットさんによる修正を行った。
事情を話したらオルコットさんは快く一夏を修正するのに協力してくれた。
というか、下手したらオルコットさんが一番えげつなかった。
俺とアリアが一夏を追いかけていたら一夏の逃げた先にBT兵器8基で集中射撃。そしてブラスターモードでの収束砲撃。

エネルギーカートリッジが無くなるまでそれを続けて、無くなったら実弾での狙撃。あれはかなりえげつなかった。
梓姫と篠ノ之さんはそれを下から見ていたが、ちらりと確認した限りではただ苦笑いをしていた。

篠ノ之さんには申し訳ないと思う、想い人でもある一夏をボコボコにされるのは気分のいいものではないだろう。
と、思ったが一夏が凰さんを泣かせた現場に居た篠ノ之さんは、無論凰さんが一夏を好きだという事は伏せたが、大まかな事情を俺が説明したら一言。

『……そうか――遠慮は要らない、全力でやってくれ。 私が許可しよう』

と発言。どうやら友人を泣かされた事に対して篠ノ之さんもかなりご立腹だったらしい。
そこまでやったにも関わらず
『き、今日の特訓はいつも以上にキツいな……何かあったのか?』
と返答してきた一夏に対しては、もう怒りを通り越して呆れしか出なかった。

そして現在。
対抗戦まであとわずかとなった今日この頃、本日の授業を全て終えた俺達は恒例の放課後特訓を行う為に、第三アリーナへと来ていた。

「それで一夏、来週から対
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