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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第24話 『乙女の悩み』
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が、アリア以上に几帳面で厳しい。それこそ、礼儀が無い、俗に言うノーマナーを見るとキレるくらいには。
別に梓姫は凰さんが嫌いという事ではないのだと思う。ただ、今凰さんがやったノーマナーが嫌いなだけで。
ちなみにだが、梓姫と凰さんは寮の部屋が同室である。
いや、俺も梓姫の口からそれを聞いたときには驚いたし、アリアだって驚いていた。
なんでも、前あった俺とアリア、そして一夏の部屋割りの一件が原因で編成した部屋割りを迂闊には変えれない事態となっており、急遽同時期に入学となった梓姫と同室になった。
といっても、元々個室だった梓姫にルームメイトの話を織斑先生が話したら、それを快く承諾して、今の状態らしいが。
そんな理由と事情もあってか、ルームメイトの梓姫は凰さんのことをよく知っているし、会話もよくすめ仲らしい。
単純に梓姫が厳しくて、そうやって厳しさを見せると凰さんが逆らえないだけなのだ。本当にこれがあの変態だったのかと思うと、ついつい疑ってしまう。
「ほら、梓姫……鈴も悪気が無かったと思うしさ、怒る気持ちは分かるがそれくらいにしてやってくれないか?」
「はぁ……いいぜ、鈴 一夏もこう言ってるしオレはもう何も言わないよ」
そう梓姫は言うと、丁度彼女が注文した和風定食をお盆に載せて『あそこの席だよな? 先に行ってる』と言うとあいているテーブル席へと向かっていった。
「凰さん、梓姫の奴のこと、あんまり悪く思わないでくれな?」
「悠? わかってるわよ、こないだ同室だって告げられる前にあった時にも悪い奴じゃないってわかってたし、同室になってからもあたしの事思って色々してくれて、怒ってくれてるのはよくわかってるから。 大丈夫よ」
梓姫の発言について俺も何か言おうとしたが、そんな事はどうやら不要だったらしい。
凰さん自身も、ちゃんとアイツがどう考えてるかっていうのは理解を示していた。それに、彼女の顔にマイナスの表情ではなくはどことなく楽しそうな、プラスの表情があった。
ちなみにだが、こないだの梓姫の一件の後に食堂へと向かいその時に俺達と梓姫は凰さんにも自己紹介しているめので、面識もあるし呼び方も名前になっている。
また、凰さんについても同様だ。俺たちの事や篠ノ之さんや一夏達のことも、本人の了承の上で名前で呼んでいる。
ひとまず俺達は各々が自分の注文した昼食を受け取ると、梓姫が確保してくれていた大き目のテーブル席へと移動して、昼食を食べ始めた。
そしてそんな中、最初に口を開いたのは一夏だった。
「そういえば鈴、こないだは梓姫の自己紹介や話やらで話聞けなかったけど、本当に久しぶりだな 丁度一年振りか――元気にしてたのか?」
「勿論、元気にしてたわよ。一夏こそ、昔から変わらず元気そうよね、息災そうで何より
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