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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第24話 『乙女の悩み』
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る。
オルコットさんのアブソリュート・ブルーの時もあの人達は自重しなかったのだ、と言うことはシャルロットの専用機も自重していない。
専用機の件もそうだが、シャルロット本人についてもちょっと問題があるかもしれないとエディさんから報告を受けた。
最初は彼女に何かあったのか、怪我でもしたのかと思ったのだが、どうやらそうではく『毒された』件についてらしい。
つまりは、こういうことだ。
『シャルロット、いい加減少し落ち着いて家に戻りなさい……ほら、休むことも必要だろう?』
『あれ? お父さん確か過労で倒れたんじゃ?――ダメじゃないか!倒れた人が出てきちゃあ!ちゃんと寝てなきゃあああ!!――あ、開発部の方お仕事中ごめんさない、お父さんが療養中に抜け出してきたみたいで、僕の実家に送還してくれませんか?』
『シャルロットお嬢様のご意思のままに――ほら、社長行きますよ、社長はまだ療養中なんですから無理はよくありません それにシャルロットお嬢様の邪魔になります』
『あれ?今お前達凄く失礼なこと言わなかったかね? ちょっと、スタンガンは不味い、しかもそれは主任が作った――ぐふっ』
『ふふ、おやすみお父さん 大丈夫だよ? 僕、頑張るからね?』
こんな会話があったとかなかったとか。
最近デュノアさんが連絡しても出ないと思ったら、体調崩して療養していたのか。
無理はよくない、ゆっくり休んで欲しい。
そうやって、俺とアリアはできれば見たくない現実から目を逸らした。
つまりエディさんから言われたのは、『もしIS学園に転入したらできるだけ毒気を抜いてやって欲しい』ということらしい。
ごめんさないエディさん、努力はしますが多分無理ですよそれ。一度毒されたら最後、完治しない病ですからあれは。
シャルロットの転入時期だが、大体クラス対抗戦終了後くらいらしい。
本人はとても楽しみにしているらしく、最近はほぼ企業の住居スペースに篭りっきりらしい。
無論、ちゃんと親御さんには定期的に連絡してるらしいが――お袋さんだけにらしいけど。
デュノアさんについては聞くと嫌な予感がしたので聞かなかった。
まあとにかく、色々あるがちゃんとシャルロットがIS学園に来れることが決まって俺もアリアも嬉しい限りだ。勿論、本心から。
そうして現在、午前の授業を乗り切り昼休みとなり、俺とアリア、それからいつものメンバーに梓姫を加えて、食堂へとやってきていた。
「一夏、いつぞやの昼食奢り分、今消化して貰おうか」
「げぇっ……悠、覚えてたのかよ」
「当たり前だ、まさか俺が忘れるとでも思ったか? 甘いぞ一夏、糖分過多と称される例のコーヒーに砂糖を大量に入れたものより遥かに甘いわッ!」
「くっ……いいだろう、約束は約束だ、望みを言え」
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