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真剣で武神の姉に恋しなさい!
風間ファミリー集結ともう一つの再会
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「さっきあの人が、考えてるときにね」

 そんなことを大和たちが話していると周囲に昨日と同じくギャラリーが集まろうとしていた。

「今回も正式な死合いだ。観客を遠ざけてくれ」

 百代がいうと一子たちが動いた。

「はいはーい。今日も見せ物じゃないよー」

「見物はなし。学校行った行った」

「キャップ、前に出てくれる?」

「ん?」
 
 翔一が前に出ると昨日テレビに出たこともあってか翔一に食いつくものがおりそのスキに、百代と男が川原で対峙する。

「ふむ。まぁ勝ちは見えているけど見てみようかしらね」

 千李も一子たちと共に死合いを見ることにしたようだ。

「千李姉さん的にどうなの?あの人」

「ん?まぁ普通の人間からすれば強いと思うけど、百代からすれば全然弱いだろうね」

 千李はきっぱりと言い放つ。

 大和はその発言に苦笑いを浮かべながらいった。

「容赦ないね」

「変に擁護するより、きっぱり行った方がその人のためよ」

 二人が話していると男の悲鳴と共に男が10mほど吹っ飛んでいた。

 勝負ありである。

「さっすが、モモ姉様。ね!千姉様?」

「ええ。そうね」

 一子はうれしそうに千李にいった。

 彼女からすれば百代も千李も同じ姉で同じくらい尊敬している人物なのだそれが勝てば喜ぶのは当たり前といえるだろう。

「観客がキャップに気を取られてる隙に終わったね」

 京が言うと、川神院に連絡を終えた百代が帰って来た。

「待たせたな川神チルドレン」

「おおおおお疲れさんですアネゴ」

 岳人は震え声で言った。

「ガクト腰引けてるよ」

「ずいぶんと一瞬で終わらせちゃうのね百代?もうちょっと付き合ってあげればいいのに」

「時間もないししょうがないだろ」

「まぁそれもそうね」
 
 まぁ昨日も時間ぎりぎりで登校したのだ続けてギリギリなのは誰だって嫌だろう。

 それよりも大和たちがまたあの登校に耐えられるかどうかだが。

「じゃあガッコ行くか!今日はラジオがあるぞ。もちろん姉さんも聞いてくれ」

「はいはい」

 フルメンバーで変態の橋を通る。

「ああそうだ、お前たちに一つ言っとくべき事があったのよ」

「なに千李姉さん?」

 千李の言葉に全員が反応する。

「今週の土曜な私はいないから。ちょっと湘南に用があってね」

 湘南に行くという言葉に翔一の目の色が変わった。

「なに!湘南!?なぁなぁ千李先輩!俺も一緒に行っても…」

「ダメ」

 千李は翔一の言葉をさえぎるように断った。

 その断り方を大和たちは知っていた。千李の有無を言わさない断り方
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