風間ファミリー集結ともう一つの再会
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向かった。
朝食を終えると千李と百代は学校に向かった。途中で他のメンバーとも合流した。
メンバーの中には昨日は不在だった翔一の姿もあった。
「なぁ千李先輩!どんなところ旅してきたんだ!?教えてくれよ」
「ええ、いいわよ。あとみんなにお土産もあるから今日の夜に島津寮に行くわ。そのときにでも話そうかしらね」
「本当か!?いや〜今から楽しみだな〜」
翔一は千李の言葉にとても喜んでいた。いずれ世界に旅に出たいといっていた翔一だ、世界を旅してきた千李の話が聞きたいのも無理はない。
「姉さん?お土産ってなんだ?」
「それを言ったら面白くないでしょ?夜まで待ちなさいって」
「むー」
それを聴いた百代は若干むくれたが千李はそれを無視し、大和に聞いた。
「大和。一子はまだ来てないのか?」
「大丈夫、この犬笛で呼べばくるから」
「どんな教育をしたらそれでくることになるの?お姉さんは妹が心配よ」
千李はハァとため息をつきながら眉間を押さえた。
「アハハ…、じゃあ呼ぶよ?」
大和が犬笛を吹くと周囲にその音が染み渡っていく、少しすると一子が駆けてきた。
「呼んだーー!?ていうか、おはよー!」
「本当にきた。大和それ後で私にも頂戴?」
言うと千李は大和に後ろから覆いかぶさる。
千李の胸が大和に押し当てられふにょんと形を変える。その様子を岳人や卓也もうらやましそうに見ていた。
京は悔しがっていたが。
「千李姉さん、ちょ、離れて?」
大和は顔を真っ赤にして千李に主張する、それに対し千李はにやりと笑い。
「はいはい。まったく本当にかわいいわね大和は」
「からかわないでよ」
二人のやり取りを見ていた一子がやっと口を開いた。
「ねぇ!千姉様なんで呼んだの?」
「ああそうだった、ごめんね一子置いてけぼりにして。そろそろ行かないといけないから呼んだのよ」
千李は一子に近寄ると朝のように頭をなでた。
「そうだったんだ。うん!私も鍛錬が一段楽したところだから一緒に行くわ」
「よし、じゃあ行こうかしらね」
千李が言うとそれをさえぎるように翔一が言った。
「待ってくれ千李先輩、号令はキャップたる俺の役目だ」
「さぁ行くぜ、狂乱麗舞、風間ファミリー出陣だ!ワン子、先陣を切れ!泣く子がいれば黙らせろ!」
「任せなさい!アンタらアタシに続けーっ!」
一子が先陣を切り仲間が全員そろい川辺を歩き始めた。
周りから見ればただの仲良し幼馴染軍団だが、普通とは一味というよりいやなな味ぐらい違ってみえた。
橋に差し掛かると京が口を開いた。
「ん?橋の上に誰か
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